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2017年5月2日火曜日

シカゴでの住居を探す②


幸いにも、学校見学で先輩日本人学生と出会えたおかげで、私たちは苦労をせずに住居探しができたわけですが、もしそうではなかったらどうしていたでしょうか。

実際にシカゴに来てから見たり知った状況で、自分ならこうするかもしれない、ということを書いておこうと思います。


Truliaやrealtor.comを見ればわかるのですが、シカゴには本当にたくさんの数の賃貸物件が存在しています。そして、どの物件もたいていは常に入居者を募集しているような状況です。

入居希望者(見学を含む)を案内する担当者が各物件にいるはずですので、ネットで条件に合う物件を見つけたら、話を聞きに行き内見させてもらうのが、いちばん早くて確実な方法かと思います。

多少の英語力が必要かもしれませんが、実際の物件の状況を自分の目で見ることが、日本で賃貸物件を借りる時と同様に納得がいくかと思います。もちろん担当者の性格にもよりますが、アメリカでは適当な説明をされることもしばしばありますので、説明と実際の食い違いがないかどうかを確認することが必要です。

実際、私たちが入居したアパートでも、連日のように見学者が訪れていて、廊下やジムで見かけることが頻繁にあります。


ですので、日本を出発するまでに住居が見つけられていたらもちろん安心ではありますが、絶対に決定しておく必要はないと考えます。

当面の宿については、Airbnbなどを利用して地域の雰囲気を見ながら滞在してもよいでしょうし、長期休暇中にインターンシップに出かけている在校生の部屋をしばらく借りるという手も有効です(学校に問い合わせて学生を紹介してもらうこともできると思います。在校生側も喜んで対応してくれるでしょう)。

シカゴでの住居を探す①


バックパック旅行の経験はあるものの、海外の同じ地点に長期にわたって滞在するという経験は夫婦どちらも初めてで、どうやって住居探しをしたらよいのか全く見当がつきませんでした。

そこで、2016年の秋に学校見学に訪れた際、夫が話を聞かせていただいた日本人の先輩Aさんにメールで質問をしてみました。住居探しは時間がかかるだろうと予想していましたので、合格後すぐにAさんに相談させていただきました。

するとその方が、同級生の中で帯同家族とともに来ているまた別の先輩日本人Bさんを紹介してくださいました。

その後、Bさんとメールでたくさんのやり取りをさせていただいた末、卒業・帰国のタイミングで、Bさんが住まわれていたアパートに我が家が入れ替わりで入居することとなりました。

(厳密には、Bさんの契約期間が約1ヶ月残っていたため、私たちがサブリース契約で引継ぎ、サブリース期間中に本契約のための審査を受ける、という手順になりました)
詳しくはこちらへ→シカゴでの住居を決定する


ですので、実際のところ家探しに伴う苦労というのは全く経験していないのですが、ただでさえ出発まで時間がない状態でしたから、学校見学での出会いがなかったら、かなり大変なことになっていたと想像できます。(「学校見学のためにシカゴを訪れておいて良かった!」というのは、大いに実感しました)

先輩とのメールのやり取りの中では、物件に関する情報や室内設備の写真を送ってもらい、現地での生活を想像するための材料にしました。自分たちでしたことと言えば、物件が建つ地域の犯罪発生率や家賃の金額の妥当性を調べたことです。「本当にその場所でよいのか」という決断をするのには時間をかけました。

私たちがよく参考にしたのが「Trulia」というサイトです。
海外生活で最も心配だったことのひとつは、居住地域の治安でした。Truliaでは町の地図に犯罪の発生率・種類を重ねて表したものを見ることができます。例えば、シカゴのダウンタウンエリアだと窃盗・泥棒などの犯罪の割合が高く、殺人やレイプなどは少なめ。だけど、比較的貧しい方たちが多く住むと言われる場所などはその逆、といったような感じです。

また、様々な物件の情報が載っているので、なんとなくですがエリア家賃の相場を想像することができます。

シカゴは都会なだけあって家賃が高めですが、金額が安全に比例しているようにも感じられました。それなりの物件はドアマンやフロント係が配置されていたりして、建物内通路に居住者以外の人間が入れないようになっています。

夫が大学に行っている間、私が一人で過ごす時間も長いのでとにかく安全に過ごせることが第一の優先事項でした。

(参考までに「realtor.com」というサイトでも、同様の情報を見ることができます)

他にも、アパート内の共用施設は確認しておいた方がいいでしょう。そもそも留学のために行っているのでそんなものはなくてもいい、という考えもあるかもしれません。

しかし、今回の私のように帯同家族がいる場合は、同じ建物内の住人とそういった場所で顔見知りになれたり、お子さんの安全な遊び場が確保できるというメリットも考えられます。必須ではないものの、知っていると便利な面もありますので、一応確認しておくと良いと思います。

ちなみに、私たちが入居するアパートには、フィットネス設備、プール、屋外テラス、バーベキュースペースなどがありました。ただし、家賃とは別で共用施設使用料の支払いがありました。
詳しくはこちら→設備について

シカゴは冬の間、寒さでなかなか外出ができず運動不足になりがちでしたので、これを解消するのにはフィットネス設備があってちょうど良かったかも知れません。

海外送金について調べる③


海外送金について調べていく中で、今回は私たちの条件を満たすものではなかったのですが、場合によっては使えそうな手段として「SBIレミット」と「三井住友銀行(SMBCダイレクト・グローバルサービス)」がありました。

簡単にサービス概要について書いておきます。なお、文章中に出てくる数値は2017年3月時点でのものです。最新の情報は必ず各自で確認していただきますようお願いいたします。

【SBIレミット】

条件①:家族も含め、第三者に頼まずとも「日本の口座→アメリカの口座」の送金が自分だけで完結できること

・ネットで24時間対応可能、自分→自分の送金が可能
・マネーグラム取扱店に受け取りに行かなければならない
 マネーグラム取扱店によっては、現金で受け取れる額に制限がある
 また、現金の在庫がない場合は、小切手化されてしまう

条件②:事前に「日本側の銀行でのアメリカ側の口座情報の登録」が不要であること

・現地の銀行口座は不要

条件③:手数料が安いこと

・送金手数料に上限がある(アメリカの場合、1980円)
・受取時の手数料がかからない。が、国によって現地の税金が課税される場合あり


条件④:日本に住所が無くても送金できること
・日本に住所があること→住民票をそのまま残していないとダメ??


その他、
・送金限度額
 1回 1万米ドル(ただし100万円以下)
 1ヶ月 150万円、20回まで
毎月送金作業をすれば、生活費も学費もカバーできそうだと考えた

マネーグラム取扱店がシカゴに多数あり、不便はなさそうだと思ったのですが、多額の現金を店から持ち帰ることが不安でした(当然まだ住む場所が決まっておらず、治安の状況を掴めていなかったため)。また、取扱店側の現金の在庫状況をこちらが知ることはできませんから、必要な時に必要なだけの現金が受け取れないのは困ってしまいます。よってこの方法は現金受取の手間・負担が大きいと考え、結果的に断念しました。



【三井住友銀行(SMBCダイレクト・グローバルサービス)】

条件①:家族も含め、第三者に頼まずとも「日本の口座→アメリカの口座」の送金が自分だけで完結できること

・ネットで24時間対応可能、自分→自分の送金が可能

条件②:事前に「日本側の銀行でのアメリカ側の口座情報の登録」が不要であること

・不明

条件③:手数料が安いこと
・送金手数料3500円
 手数料が高め。また、他の金融機関では見かけなかった月額手数料(216円)というものがが徴収される


条件④:日本に住所が無くても送金できること

・不明

その他、
・送金限度額が明確にされていない(ホームページ内で)

ホームページからでは十分な情報が得られなかったため、コールセンターに電話して直接質問しました。対応は丁寧だったものの、結局は情報が得られなかったことと(詳しくは店舗に聞いてください、ということになる)、送金手数料が高いため、選択肢から外しました。

海外送金について調べる②


私たちにとって海外送金をするのに必要な4つの条件のうち、3つを満たしていると感じたのが「楽天銀行」のサービスでした。


条件①:家族も含め、第三者に頼まずとも「日本の口座→アメリカの口座」の送金が自分だけで完結できること

楽天銀行では、オンラインでの「日本の口座→アメリカの口座」の送金が可能。また、24時間送金申し込みが可能。

条件②:事前に「日本側の銀行でのアメリカ側の口座情報の登録」が不要であること

楽天銀行では、送金先の事前登録が不要。送金申し込みの度に「アメリカ側の口座情報」を指定すれば良い。

条件③:手数料が安いこと

送金手数料は、1回750円(2017年3月時点)

条件④:日本に住所が無くても送金できること

<この時点では不明>。



その他、楽天銀行では一年間での送金限度額が500万円であったため、夫婦それぞれが口座を作れば年間1000万円まで送金可能であることがわかりました(つまり、学費と生活費をアメリカの口座に送金したお金でカバーすることもできるということがわかりました)。



口座開設申込とその後の大失敗について詳しくはこちら

海外送金について調べる①


分からないなりにも、シカゴでのお金の管理について考える(①、②)作業をした結果、新たに現地で銀行口座を開設し、その口座の中で生活費や学費を一元管理するのが最も分かりやすい方法ではないかという結論になりました。

そのためには、口座に入金するためのまとまったお金を日本から移動させる必要があります。そこで、当初はほとんど頭になかった「海外送金」について考え、調べてみました。

ちなみに、海外送金についても学生ビザの取得と同様に、経験談や詳細な解説を載せているサイトなど、たくさん見つけることができますので、情報収集はしやすいと思います。


まず始めに、海外送金に利用する日本側の金融機関を選ぶときに、私たちにとって必要な条件は何かを考えてみました。

①家族も含め、第三者に頼まずとも「日本の口座→アメリカの口座」の送金が自分だけで完結できること

最も依頼する可能性が大きい両親が、振り込み詐欺を疑われると面倒だと思いました。また、慣れない作業をさせることに気が進まないという思いもありました(金額が大きい故、万が一失敗があった時に人のせいにしたくない)。


②事前に「日本側の銀行でのアメリカ側の口座情報の登録」が不要であること

ほとんどの日本の銀行は、マネーロンダリングの規制のためか、振り込み詐欺の規制のためかはわかりませんが、「あらかじめ振込先の口座情報を窓口で登録することでオンライン送金を可能にする」というルールにしています。

すでにアメリカの銀行に口座をもっている人であれば、日本の銀行からそのアメリカの銀行口座に振り込めばよいだけなので問題はありません(⇒出発前に自分で準備することができる)。しかし、私たちはアメリカで生活をしたことがなく、アメリカの銀行の口座を持っていませんでした。渡米後でないとアメリカで口座は開設できませんので、渡米前に口座情報の登録をすることが不可能なためです。


③手数料が安いこと


④日本に住所が無くても送金できること

これは、「できればこうだったらありがたい」という程度に思っていた条件なのですが、出国前に役所に海外転出届を出して住民票を抜いてしまうことを決めていたため、その影響がないといいなぁということを考えていました。

シカゴでのお金の管理方法について考える②


しかし実際には、アメリカの銀行での口座開設とデビットカードの作成が必要となり、これが生活費の管理の主要な方法となりました。


シカゴでの住居を探すために、先輩学生とのやり取りをしていた中で、先輩の住まわれていたアパートを引継ぐかどうかという話が出たタイミングがありました。その際に「アパートの家賃は銀行口座からの引落しになる」ということを教えてもらいました。

もしアパートを引継いで住むことになれば、銀行口座を開設することが必須になります。そこで、アメリカで銀行口座を開設することについて、調べてみました。

口座を開設すると、キャッシュカードとデビットカードの機能が一つになったカードを発行してもらえます。デビットカードは使用手数料がかからないですし、口座から直に引落してもらえますから、お金の管理がしやすく、クレジットカードよりも日常生活の支払いではメインとして使えそうなことが分かりました。

ですので、日本のクレジットカードはネットショッピングや大きな金額の買い物用に、サブとして所有するのがコスト的にも良さそうであると予想しました。

それならば、生活費全体をアメリカの銀行口座に入れたお金で管理することが、最も分かりやすい方法なのではないかという結論に至りました。

ですので、お金の管理方法について考え始めた当初には優先順位が低かった海外送金について調べる必要が出てきました。

シカゴでのお金の管理方法について考える①


アメリカでの生活が始まったら、家賃や光熱費はどのように支払うのだろう…。
アメリカ生活経験者のブログなど様々な情報に触れて想像することはできても、現実の自分たちの生活ではどのようになるのか、まだ何も分かっていない時点での話です。

しかし、分からないなりにも、バックパック旅行の経験を基にして考えたのは
・学費・生活費ともに、日本のクレジットカードでの支払いをメインにする
・サブとして、日本出国時に持ち込む現金(日本で両替しておいた米ドル)と、すでに持っていた
 海外ATMで使えるキャッシュカード(キャッシングではない)で現金が必要な都度おろす
・それでももし不足があるなら、海外送金を利用する…?
というプランでした。

何もわからない状況ながらもしておいたことは、所有していた日本のクレジットカードの「有効期限と利用限度額の確認」です。日本を出発する前に、この二つは必ず確認しておいた方がいい項目です。

有効期限については注意していました。というのも、バックパック旅行をしていた頃の話ですが、旅行中に夫のカードの有効期限が切れてしまったことがあります。しかし、当時は、夫と私それぞれ2枚のクレジットカードを持っていたので、何の影響もなく旅行を続けられた、ということがありました。

そして利用限度額については、学費の支払いをしたり教材を購入したりすると、一気に限度額に達してしまうことが起こるかもしれません。カード会社に連絡をして利用額の枠を拡大するなど、あらかじめ準備をしておくと安心かと思います。

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また、一瞬ですが、米国発行のクレジットカードを作ったほうが良いのかを考えました。今回の滞在は旅行とは違うので、ずっと日本のクレジットカードを使っていたら、請求時の手数料がもったいないのでは?と考えたからです。しかし、調べていくうちに、そもそも申込できないのではないかと思うようになりました。私費留学である夫の場合、申込条件を満たさない部分があったことと、この時点では住居が決まらないまま出発する可能性があった(カードの申込は日本でできるが、受取は米国の住所に郵送)からです。ただでさえ出発までの時間がない状況でしたので、今回はカード会社への問合せや申込の手間を省いたほうが適切なのではという判断に至りました。

学校指定の医療保険に加入する


「アメリカは医療費が高い」というのはよく知られた話です。滞在する期間も長いので、保険に入るのは必須事項です。夫の学校からは、加入する保険会社を指定されました。

ここで細かい説明は省きますが、アメリカでは加入している保険によって診察代や薬代が変わってくるので、アメリカの保険に詳しい人であれば指定された保険会社ではなく、自分で選んだものに加入したいという人もいるかもしれません。

その場合は、他の保険に加入していることを証明すれば、学校指定の保険に加入することは免除されるというのが、夫の学校のルールでした。ですので、該当する場合は届出をする必要があります。

いづれにせよ、夫(学生本人)は何らかの医療保険に加入することが必須で、私(帯同家族)は自分で選ぶことができるということだったので、私もついでに加入することにしました。

実際に手続きと保険料を支払うのは、渡米後オリエンテーションを受けてからでした。保険料は当時、2人分でおよそ600ドルでした。これは大学院の本プログラムが始まる前に受講していた、英語プログラム在籍時(3ヶ月間)の保険料です。本プログラムの保険料は、学費にすでに組み込まれていました。手続き後、保険証券など一式が郵送で届きました。



余談ですが。
学校指定の医療保険が必ずしも使いやすい訳ではありません。外国人である私たちにとっては、日本語の通じる医師・看護師のいる病院の方が良かったり、保険が必要な場面は医療の分野以外にもあるからです。ですので、日本から海外留学保険にも加入していきました。

詳しくはこちらへ→海外留学保険に加入する

予防接種を受ける


学費や学生ビザのことと同じくらい重要で、早目に着手する必要があるのが、必須予防接種の確認です。

病院で予防接種を受けたら、その証明書を発行してもらい、学校に提出しなければなりません。必須予防接種は州や学校ごとに異なるため、各自で確認する必要があります。

学校から受け取った説明を見てもわからない点が多いので、専門の病院で教えてもらうのがベストな方法かと思います。我が家の場合は、東京にある品川イーストクリニックにお世話になりました。

この病院では、自分たちに必要な予防接種の洗い出し、接種スケジュールの組み立て、そして証明書の発行までをお願いすることができます。

初めて受診する日に、学校からの説明用紙と母子手帳を持参します。我が家の場合、バックパック旅行の前にもいくつか予防接種を受けていたのでその証明書も持参しましたが、必要な情報は母子手帳だけで足りました。

受けた予防接種は、
夫 ①MMR(新三種混合→はしか、おたふくかぜ、風疹) 5724円
     ⇒接種前に抗体検査をしました。
     ②DT(ジフテリア、破傷風) 6480円
     ③Tdap(百日咳、ジフテリア、破傷風) 9720円
     ④Tspot(結核) 6685円
       ⇒接種前に血液検査をしました。 

  英文証明書の発行 8640円

私 ①Tdap(百日咳、ジフテリア、破傷風) 9720円
     ②MR(風疹) 5724円
 
    英文証明書の発行 2160円

帯同家族の予防接種は必須ではありません。私はこの時点で、語学学校に行くかどうかなど、何も決めていなかったので、いざそうなった時に証明を出せるように、という理由で受けることにしました。

料金は私たちが受診した当時のものです。
必ずご自身の受診する病院で確認してください。

必要な予防接種の種類は人によって異なりますし、受診の間隔も開けなくてはいけないので、早目に始めましょう。夫はスケジュール的にかなりギリギリになってしまい、危ないところでした。

加えて、州や大学によっては健康診断書の提出が必要な場合もあるようですので、合わせて確認するようにしましょう。

学生ビザを取得する②


②面接の予約作業
I-20、証明写真、戸籍謄本とその英訳の準備が整ったら、いよいよアメリカ大使館のホームページから面接の予約をします。

この予約のために、まずオンライン申請書(DS-160)に入力をします。作業の際には、I-20を手元に用意しておきます。入力項目がとても多く、ビザ取得の過程で一番大変なのは実はここかも知れません。夫は1時間ほどかけて一気に入力作業をしていましたが、内容をセーブしておくことができるので、中断することも可能なようです。

ちなみに、一番面倒だと感じたのは「過去のアメリカ出入国歴」を問われる部分です。最大5回分の入力が必要なので、古いパスポートや旅行の写真などを確認して、詳細な日付を調べるのが大変でした。ですので、アメリカ旅行歴が多い場合は、この部分をあらかじめメモにまとめておくと、入力作業がかなり楽になるのではないかと思います。

そして、この入力作業の後で「ビザ申請料金」と「SEVIS Fee」の支払い、面接の予約をします。

セビスというのは、「学生・交流訪問者情報システム」のことで、学生ビザ申請者が最初に書類(I-20など)を受け取ってから卒業するまでを管理するシステムです。これは必ず支払わなければならない費用です。面接の予約は画面の指示に従って入力していくだけなので、簡単にできました。

学生ビザ申請料(帯同家族分を含む) 36800円
(支払い方法:Pay-easy対応ATM、ネットバンキング、クレジットカード)
SEVIS Fee  200ドル
(支払い方法:クレジットカードのみ)

このステップでおこなった作業は、終了後全てプリントして面接当日に忘れずに持参します。


③面接をスムーズにパスするために
まずは前日のうちに、大使館ホームページの動画で予習をして、当日の流れを知っておくと余計な緊張をせずに済みます。

そして、申請に必要な持ち物の準備ですが、基本的には指示通りのもので良いと思います。「他に、申請に役立つと思われる書類があれば提出してください」という一文がDS-160の最後に出てきますが、留学で学生ビザを取得する場合は、無理やり追加で何かを提出する必要はないと思いました。ただし、絶対に忘れもののないように注意しましょう。

当日は大使館に入る前の手荷物検査が厳重におこなわれるので、手荷物は本当に最低限にしたほうが良いでしょう。夫と私は、当日最寄り駅のコインロッカーに面接に必要なもの以外は全て納めて行きました(携帯電話もです)。手荷物検査の通過がごく簡単に済んだので、予約時間より早く館内に入ることができました。

館内に入ったら、大使館職員の指示に従って書類の提出をし、あとは面接の順番を待つのみです。

持参するものの中に「過去10年に発行された古いパスポート」とあるので用意していきましたが、結果的には不要でした。以前にアメリカでビザを発給されたことがない人は提出する必要がないようでした。しかし、持参するものリストに書いてあるので、用意はしていきましょう。

動画を見ればわかるのですが、面接といっても個室でおこなうのではなく、ガラス越しに面接官と会話をします。帯同家族である私は、夫とセットで呼ばれました。

英語で挨拶をした後に進学先学校名の確認、その後、進学先で何を学ぶのかと日本でしている仕事について質問されました。予想外でしたが、質問はそれだけでした。最後に面接官が、ビザは1週間前後で郵送しますと、この部分だけ日本語で説明してきます。それで本当に終了となります。全部で5分もかからなかった気がします。

面接を待つ間に、他の方たちを見ていて感じたのは、最初の挨拶が肝心だということです。英語が苦手な場合は、申し出れば日本語での会話に切り替えてもらうことができます。決して愛想が必要な訳ではないですが、明るく元気に受け答えをすることが大事なのではと思いました。


大使館での面接から1週間後、学生ビザの添付されたパスポートが無事に送り返されてきました。これで本当にビザの取得が完了となります。私たちの場合、I-20を受け取ってから大使館の面接を済ませるまでを10日間で行ないました。

手続きはとても大変ですが、自分たちでやって良かったですし、やるべきことだったと思います。というのも、これから先、アメリカでの生活が始まったら、住居の契約に始まり、アメリカのルールの中で様々なことを乗り越えなくてはならなくなります。

ですからその前の練習というとおかしいかも知れませんが、最初の試練としてビザの取得はちょうどいいウォーミングアップとなりました。

学生ビザを取得する①


これがないことには、アメリカで学生生活を送ることができない重要なものです。戸籍謄本の用意(帯同家族がいる場合)や大使館での面接など、取得までに手間と時間がかかります。少々大変ですが、時期によっては混雑していて希望する日時に面接予約が取れないこともあるようですので、面接を予約するまでに必要な作業は優先的にしておいた方がいいでしょう。

ここでは、
①面接を予約する前に必要な作業
②面接の予約作業
③面接をスムーズにパスするために
と分けて書いていきます。

なお、アメリカの学生ビザ取得(面接を含む)については、ブログや解説記事がネット上にたくさん存在していますので、情報は探しやすいと思います。アメリカ大使館のビザ申請のホームページには動画での解説もありました。


①面接を予約する前に必要な作業
ビザの取得申請の前に、必要な書類があります。それは「戸籍謄本」と「I-20」です。I-20は、学校が発行する正式な入学許可証で、アメリカ政府から認可された教育機関が入学を許可する学生に発行するものです。

アメリカに帯同する家族がいる場合は、学校にその旨を連絡する必要があります。夫の大学院の場合、妻である私の分のI-20は学校指定の用紙に記入して提出するだけで発行してもらうことができました。

I-20は合格した学校から送付されて来ますので、まずはその到着を待ちます。その間に戸籍謄本を用意しておくと、この後の作業がし易くなると思います。

次に、ビザの申請に必要な「証明写真」と用意した戸籍謄本の「英訳」を準備していきます。帯同家族がいる場合は、婚姻関係や家族関係の証明のために、戸籍謄本が必要になります。

写真は背景や顔の大きさなどの規定があるので、面倒であれば、証明写真機や写真店で撮影すればいいと思いますが、私たちの場合は、自宅でデジカメ撮影したものでクリアできました。

そして、戸籍謄本の英訳ですが、これが最初の難関でした。これには決められたフォーマットが見当たりませんでしたので、インターネット上で経験談を書いている方のブログを参考にさせて頂き、夫が作成しました。夫婦の場合、英訳は印刷したものを1枚用意すれば大丈夫です。

「預金残高証明書」を取得する


資金調達についての作業と並行して、学校に「預金残高証明書」を提出しなくてはなりません。これは、学費や渡航後の生活費を支払うことができる証明として必要でした。

夫の入学した大学院の場合は、本人だけでなく配偶者・家族の預金を合算してカウントしてもよかったので、夫と私の証明書を合わせて提出し、受理されました。この辺りは学校によって条件が異なるかもしれませんので、各自で確認する必要があります。

預金残高証明書は、銀行の窓口で発行してもらいます。その際、何に使うのかは窓口で聞かれないので、こちらから言わなければ日本語の証明書が発行されてしまいます。くれぐれも英文で発行してください、というのをお忘れなく!我が家の場合は、当日中に発行してもらえましたが、銀行によって発行にかかる日数は異なるかもしれません。加えて、口座を作った支店に行かないと発行できない銀行がありました。

発行のための手数料は、銀行によってまちまちです。
参考までに、我が家が発行してもらった時は、
みずほ銀行 756円、ゆうちょ銀行 510円 でした。



余談ですが。
学生ビザ取得の際にも、預金残高証明書を参考資料として提出しました。これは必須ではありませんが、アメリカで不法就労をする気はないですよというアピールをした方が有利なように思いました。その成果かはわかりませんが、ビザ取得の際の面接はとても短時間で終了しました。

資金調達について考える③


②奨学金制度
社会人が利用することのできる奨学金制度は、調べてみるととてもたくさんあるようです。奨学金によって条件が色々あるので、自分に合ったものを見つける必要があります。(「国籍」「出願時の居住地」「学位」「語学力」など)。

夫は条件に合う奨学金を探すことが難しかったようでしたが、最終的には二つの奨学金制度に応募しました。
・フルブライト奨学金
・平和中島財団

応募に関しては、受験勉強をしながらの書類作成だったのと、会社の上長に推薦状をお願いする必要があったため、時間的にも内容的にもかなり大変そうでした。(残念ながらいづれも不合格でした)


③親・家族から借りる、援助を受ける
自己資金で賄えない場合は、金融機関からの借入(①の方法)を除けば、家族・知人から借り入れる以外に方法はないのではないかと思います。我が家も同様で、金融機関(政策金融公庫)からの借入れはしたものの、不足分を家族から借入れました。


④アメリカのローン会社の利用
夫の大学院では、アメリカのローン会社を紹介してくれました。しかしながら、これは留学生にとっては少々ハードルが高い手段で、あまり実際的とは言えない気がします。というのも、アメリカのローン会社を利用するためには「アメリカ在住の保証人」が必要だからです。加えて、金利も高めに設定されています。

ちなみに、これは資金調達の方法ではありませんが、夫の大学院では学費の分割払いができる制度がありました。しかし、私費留学の場合(会社派遣でない場合)、留学期間中は収入がない状態になると思います。支払いを待ってもらったところで、お財布の中のお金が増えるわけではありません。ですから、海外送金の限度額に問題がある場合などを除いては、これもあまり意味がない方法だと思いました。

資金調達について考える②


先に挙げた4つの資金調達方法について、ここから我が家の経験を書いていこうと思います。

①銀行などの教育ローン・多目的ローン
借り入れを利用する、となった時、一番最初に思い浮かんだのがこの方法です。夫も私も、自動車や住宅購入などのローンを組んだ経験も知識もなかったので、ネットで調べては電話で問い合わせたり、店舗に話を聞きに行ってみたりしました。その際には都市銀行だけでなく、地方銀行も含めて調べました。電話よりも実際に窓口に行って問い合わせた方が、いい対応をしてもらえることが多かったです。

しかし、ほぼ全敗でした。まずそもそも、教育ローンという商品の特徴として「親が子供の教育のために」借りるものという点があります。社会人が「自分で自分の学びのために」借りるものではない、ということで断られてしまいました。

では、教育ローンがダメなら多目的ローンはどうだろうと、こちらも様々な銀行に問い合わせをしてみました。会社には籍を置いて休職し、帰国後は同じ会社に戻ることを伝えましたが、例え一時的にでも収入がない状態になることは認められないと、こちらも断られてしまいました。しかし、多目的ローンの場合は金利が高めに設定されていることと、借入れできる限度額が教育ローンに比べると低いケースが多かったので、おかしな話ですが、教育ローンを断られた時よりはショックが大きくなかったです。

そんな中、こちらの話を親身に聞いてくれたのが「日本政策金融公庫」の担当者でした。電話での対応が親切だったので、その後夫が店舗に行って話をしてみたところ、どうしたら借り入れできるのか、方法を考えてくれました。他の銀行ではろくに話を聞いてもらえなかっただけに、この対応の差にはとても驚きました。

教育ローンは親が子供のために借りるものである点は同じなのですが、書類作成上、そのように手続きをしてほしいのであって、あくまでも貸したお金がきちんと期日通りに返済されることが重要、ということでした。

借入のためには、当然審査があります。我が家の場合は、「私の父が夫のために」という形で申し込みをしました。父には、ローンを組んでもらうことになるため、事前に私の母、そして兄弟姉妹には事情を話して、了承を得ておきました。

父の収入を証明できるもの(通帳で大丈夫でした)や、持ち家であることの証明に公共料金の領収書を提出したりと、教えられた通りに提出物を準備すれば全く問題はありませんでした。夫も大学の合格通知などを準備し、提出しました。

審査が終わると借入れのための書類が郵便で届き、それに記入をして返送すると、数日後にはもうお金が振り込まれます。これでひとまず本当に留学が実現できる!と安心したのを覚えています。


少し余談ですが。
お金が振込まれるのはもちろん父の口座なので、そこから夫の口座にお金の移動をしなければならなかったのですが、その際、銀行で父が振り込み詐欺に遭っているのではないかと心配され、振り込みをやめるように説得されるという事件(?)が起きてしまいました。嫌な時代ですね。困ったものです。



ところで、今回は利用しなかったのですが、ろうきん(中央労働金庫)も対応が親切でした。勤務先に労働組合がある場合、労組と取引がある中央ろうきんの支店に問い合わせしたら、条件次第では借り入れできるかもしれないということでした。労働組合がある会社にお勤めの方は、ろうきんも相談先の一つになるかもしれません。


今回の件でいろいろな銀行の方とお話ししてみて、日本は社会人になってから留学したいという人にとっては、つくづく厳しい社会だと感じました。そういう意味では北欧など海外の、学びたくなったら学びなおせる社会の雰囲気や制度はとても羨ましく感じてしまいます。

資金調達について考える①


合格後はさっそくお金のことについて考えていかなければなりません。

留学しようとする人は、その費用の大きさから、何らかの方法で資金調達を検討しなくてはならなくなると思います。我が家の場合、留学に向けて多少の貯えはしていたものの、帰国後に貯金がないというのは少々不安だったので、人生初の借り入れ=ローンを利用することにしました。

また、万が一為替の急な変動が起きた場合、足りると目論んでいたお金が不足してしまうと取り返しのつかない事態になってしまうので、ほんの少しだけ余裕を持った金額を用意する必要があります。リーマンショックが起きた年に1年間のバックパック旅行をしていたので、そのあたりは実体験があり、今回の留学にあたっても慎重に考えなければいけないなぁと思っていました。


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リーマンショック当時(2008年)は日本円の価値が上がったので、日本円を持って旅行していた私たちには有利な状況となりました。そのため、最終的には出発前に見積もった予算よりも残金が多くなるという結果になりました。が、これが逆だったら…、恐ろしい話です。
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まず始めに、帰国後のために残しておくお金として、およそ半年分の生活費を留学中には使用しない銀行口座に移しました。その作業後に手元に残ったお金が、「今回の留学に使えるお金」となります。

そして、大学から送られてきた「学費や生活費の説明」と、過去に旅行で訪れた時に感じた物価の感覚を基に、1年の滞在でどれくらいのお金がかかりそうなのかを大まかに計算してみました。それと並行して、手元のお金では不足する部分をどのように調達するか調べてみました。

この時点では、生活費なんてさっぱり検討もつきませんが、それでもこの作業をしないと用意しなければならない資金の全体額が見えてこないので、想像の範囲でもとにかく書き出してみます(分からないところは多めに見積もる。日本での生活の1.5倍とか)。余談ですが、そういった意味でも実際に学校見学に行って、ついでに街のスーパーや商店に立ち寄ってみるという経験は役に立つのではないかと思います。


さて、具体的に資金の調達方法としては以下の方法が考えられます。
①銀行などの教育ローン・多目的ローンの利用
②奨学金制度の利用
③親・家族から借りる、援助を受ける
④アメリカのローン会社の利用

次のページからこの4つの資金調達方法について、我が家の経験を書いていこうと思います。

学校からの書類を受け取る


合格後しばらくすると、大学より書類が届きました。何回かに分かれて色々なものが届いたので、目を通すのが大変でしたが、中には提出しなければならない物も混ざっているので、慎重に確認する必要があります。

届いた書類の例としては、
①合格通知書
②入学までのスケジュール表
③学費や生活費の説明
④学生ビザ取得についての説明
⑤必須予防接種の説明
⑥医療保険の説明
などがありました。


①合格通知書
教育ローンの借り入れをする際や渡米後に銀行口座を開設する際など、何かと必要な場面がありました。くれぐれもなくさないように管理が必要です。

②入学までのスケジュール表
目を通したうえでわからないことがあれば、すぐにメールで確認するようにしていました。夫の大学院の担当者は素早く回答してくださる方が多かったので、不安を感じることがなかった点はとても良かったと思います。

③学費や生活費の説明
学費は具体的な金額が出ています。日本円で支払う私たちにとってはタイミング次第で金額が大きく変わる可能性があるのが悩ましいところです…。生活費はおおよその目安で示されていて、留学中のマネープランを作るのに使います。

渡米後の生活資金についてはこちらへ→資金調達について考える①

④学生ビザ取得についての説明
とても重要、かつ用意するものが多い項目です。アメリカ大使館に申請のために出かける必要があるので、早目に着手する必要があります。

詳しくはこちらへ→学生ビザを取得する①、②

⑤必須予防接種の説明
学費や学生ビザのことと同じくらい重要で、早めに着手する必要があったのが、必須予防接種の確認です。

詳しくはこちらへ→予防接種を受ける

⑥医療保険の説明
夫の大学院では、学生は医療保険への加入が必須事項でした。しかも、保険会社を指定されていました(その辺りは学校ごとに異なるかもしれません)。自分で選んだ保険会社の医療保険に加入していることが証明できれば、免除されるとのことでした。

詳しくはこちらへ→医療保険に加入する

家族に報告する


留学先と期間が決定したところで、まずそれぞれの親に報告をしました。

自分では大丈夫!と思っていても、留守中は思いがけないことが発生するものです。そんな時頼りになるのは、やはり日本にいる家族です。

しかし、両親が高齢なこともあり、もしもの時は兄弟姉妹に負担をかけてしまう可能性が考えられます。ですので、それぞれの兄弟姉妹にも両親と同様の説明をしました。

もう充分大人な年齢ではありますが、安心してもらうためにも留学の目的や先々のことについてどう考えているのかを含め、家族への報告は重要と考えます。


加えて、我が家の場合は日本の住まい(賃貸マンション)から引っ越さずに、そのまま残していくことにしたので、留守中の換気や郵便物、チラシの回収も両親に依頼する必要がありました。

夫勤務先に報告する


留学をしようかな、から、留学する! に気持ちが変化したころから、夫は今回の件を上司には打ち明けていたようです(現実的に、奨学金への応募や受験に際して上司の推薦状をお願いする必要があったことも、理由としてあったようです)。

ですので、留学が正式に決まった後の報告から休職手続きまで、とてもスムーズに、そして親切に対応していただきました。会社の皆様には、感謝以外の言葉が見つかりません。

夫の勤務先は海外にもグループ会社があるためか、留学してまた会社に戻るという希望に対しては、受け入れていただけたようです。会社からの指示で留学するのではなく、社員自らが自発的に留学するというパターンが初めてだったという点で、社内の制度が整っておらず、少々混乱を起こしてしまったようです。

夫も「自分みたいな思いを持った人がスムーズに飛び立てるように、帰国後は社内のルール作りに貢献したい」と考えているようです。