2017年5月2日火曜日
学生ビザを取得する②
②面接の予約作業
I-20、証明写真、戸籍謄本とその英訳の準備が整ったら、いよいよアメリカ大使館のホームページから面接の予約をします。
この予約のために、まずオンライン申請書(DS-160)に入力をします。作業の際には、I-20を手元に用意しておきます。入力項目がとても多く、ビザ取得の過程で一番大変なのは実はここかも知れません。夫は1時間ほどかけて一気に入力作業をしていましたが、内容をセーブしておくことができるので、中断することも可能なようです。
ちなみに、一番面倒だと感じたのは「過去のアメリカ出入国歴」を問われる部分です。最大5回分の入力が必要なので、古いパスポートや旅行の写真などを確認して、詳細な日付を調べるのが大変でした。ですので、アメリカ旅行歴が多い場合は、この部分をあらかじめメモにまとめておくと、入力作業がかなり楽になるのではないかと思います。
そして、この入力作業の後で「ビザ申請料金」と「SEVIS Fee」の支払い、面接の予約をします。
セビスというのは、「学生・交流訪問者情報システム」のことで、学生ビザ申請者が最初に書類(I-20など)を受け取ってから卒業するまでを管理するシステムです。これは必ず支払わなければならない費用です。面接の予約は画面の指示に従って入力していくだけなので、簡単にできました。
学生ビザ申請料(帯同家族分を含む) 36800円
(支払い方法:Pay-easy対応ATM、ネットバンキング、クレジットカード)
SEVIS Fee 200ドル
(支払い方法:クレジットカードのみ)
このステップでおこなった作業は、終了後全てプリントして面接当日に忘れずに持参します。
③面接をスムーズにパスするために
まずは前日のうちに、大使館ホームページの動画で予習をして、当日の流れを知っておくと余計な緊張をせずに済みます。
そして、申請に必要な持ち物の準備ですが、基本的には指示通りのもので良いと思います。「他に、申請に役立つと思われる書類があれば提出してください」という一文がDS-160の最後に出てきますが、留学で学生ビザを取得する場合は、無理やり追加で何かを提出する必要はないと思いました。ただし、絶対に忘れもののないように注意しましょう。
当日は大使館に入る前の手荷物検査が厳重におこなわれるので、手荷物は本当に最低限にしたほうが良いでしょう。夫と私は、当日最寄り駅のコインロッカーに面接に必要なもの以外は全て納めて行きました(携帯電話もです)。手荷物検査の通過がごく簡単に済んだので、予約時間より早く館内に入ることができました。
館内に入ったら、大使館職員の指示に従って書類の提出をし、あとは面接の順番を待つのみです。
持参するものの中に「過去10年に発行された古いパスポート」とあるので用意していきましたが、結果的には不要でした。以前にアメリカでビザを発給されたことがない人は提出する必要がないようでした。しかし、持参するものリストに書いてあるので、用意はしていきましょう。
動画を見ればわかるのですが、面接といっても個室でおこなうのではなく、ガラス越しに面接官と会話をします。帯同家族である私は、夫とセットで呼ばれました。
英語で挨拶をした後に進学先学校名の確認、その後、進学先で何を学ぶのかと日本でしている仕事について質問されました。予想外でしたが、質問はそれだけでした。最後に面接官が、ビザは1週間前後で郵送しますと、この部分だけ日本語で説明してきます。それで本当に終了となります。全部で5分もかからなかった気がします。
面接を待つ間に、他の方たちを見ていて感じたのは、最初の挨拶が肝心だということです。英語が苦手な場合は、申し出れば日本語での会話に切り替えてもらうことができます。決して愛想が必要な訳ではないですが、明るく元気に受け答えをすることが大事なのではと思いました。
大使館での面接から1週間後、学生ビザの添付されたパスポートが無事に送り返されてきました。これで本当にビザの取得が完了となります。私たちの場合、I-20を受け取ってから大使館の面接を済ませるまでを10日間で行ないました。
手続きはとても大変ですが、自分たちでやって良かったですし、やるべきことだったと思います。というのも、これから先、アメリカでの生活が始まったら、住居の契約に始まり、アメリカのルールの中で様々なことを乗り越えなくてはならなくなります。
ですからその前の練習というとおかしいかも知れませんが、最初の試練としてビザの取得はちょうどいいウォーミングアップとなりました。
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