フィールドミュージアムを後にして、アドラープラネタリウム方面に向かって歩いていく。というのも、毎朝見ているFOXニュースの天気予報コーナーに登場する大好きな景色があって、どうしてもその景色を一度自分の目で見ておきたかったから。夫はまぁまぁ興味があるといった程度の様子だったのだが、実際にあの景色を肉眼で見たら、きっと感動するハズ!と私だけ若干気持ちが前のめり気味(笑)。
すでにそこそこの距離を歩いて来たような気がしたので、一度立ち止まってミシガン湖のほうを眺めてみる。夫はもうすでに「おおーっ!」と歓喜?の声を上げているが、私としてはまだちょっと違う感じ。
(写真左端に写っている建物はシェッド水族館)
もう少し歩くと、ネイビーピアの観覧車が見えてきた。大みそかにわざわざ寒い思いをしに行った記憶が蘇り、二人で思い出し笑い。
そんな私たちの背後では、結婚式の記念撮影中。シカゴは絵になる場所がたくさんあるから、どこで撮影するか決めるのも大変だろうなぁ。なんて贅沢な悩み!
さらに歩いてやっとアドラープラネタリウム前に到着。写真はプラネタリウム前からの景色。
そうそう!私が見たかったのはこれ!
やっとこの場所に来ることができて、ご満悦♪の私。毎朝テレビで見てた景色だー!と、夫もやっと私の温度に追いついて来てくれた。
(後ろの緑はミレニアムパーク)
プラネタリウムの周辺でも、結婚式の記念撮影をしていた。ブライドメイドの揃いのドレスがかわいい。
ベストなポジションで景色を眺めていたいのだが、暑さが我慢の限界に達してしまったので(この日は暑い上に湿度が高かった)、水族館の近くに移動して木陰で一休み。シカゴの景色はどれだけ見ていても飽きないから不思議だ。
夕方になってそろそろ帰ろうかというときに、この場を離れるのがなんだかとても名残惜しい気持ちになってしまった。もうあと4日でシカゴを離れるということを、未だに頭のほうがうまく受け入れられていないらしい。
それならと、夫に歩いて帰宅するのはどうかと提案してみた。アパートまではおそらく1時間近くかかってしまう距離になると思ったのだが、歩いてこれまでの思い出を振り返っていったら、頭や気持ちが整理できるかもしれないと思ったのだ。
そんな訳で、今朝バスを降りた辺りまで戻ると、のんびりのんびり北へ向かって歩き始める。前にここを通りがかったときは~なんて思い出話が次々と出てきて、とても楽しかった。
その中でも最も印象深いのが、レッドラインHarrison駅そばにあるこのホテル。10年前のバックパック旅行で初めてシカゴを訪れた際には、ここに泊まったのだった。今も変わらず存在していてくれて嬉しい♪
道路を挟んで向かいの建物にあったSubwayもダンキンドーナツも、当時と同じように営業していた。その節はお世話になりましたと、心の中でお礼を言ってみる。
そして当時泊まった部屋からは、たしかこの方角の景色が見えたはず…。あのときはこんな高層の建物(ルーズベルト大学の校舎)は建っていなかったなぁ。宿泊したのが割と上の階の部屋だったので、電車の走る音がうるさいなぁと思いながらも部屋の窓から高架鉄道の線路を眺めていたのが懐かしい。
このあとも、10年前に初めてシカゴを訪れたとき、2年前に学校見学でシカゴを訪れたとき、そしてこの1年の滞在の間に思い出に加わった場所に立ち寄りながら歩いていたら、不思議と疲れることはなく、むしろスッキリ清々しい気持ちでアパートに到着。私の頭の中も無事に整理されたようだった。
さて、残り4日となったアメリカ生活だが、予定はまだまだ満載なのだ。最後まで楽しみ尽くそう。
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