2018年4月23日月曜日
卒業式のガウン受け取りと写真の前撮り
夫の卒業式がついに約3週間後に迫ってきた。
だいぶ前に学校からの連絡を受けて、卒業式で着用するガウンと帽子のサイズを申請しておいたのだが、今日はその受け取りと卒業写真の前撮りのためにメインキャンパスへと出掛けてきた。
ここに来るのは、夫は英語プログラムを修了した8月以来。そして私は英語プログラムのオリエンテーション以来だから、11ヶ月ぶり!シカゴで過ごした時間がもうそんなにも長いものになったのかと、信じられない気持ちになる。
卒業式で来る以外では、おそらく今日が最後のメインキャンパス訪問になると思うので、思い出巡りをしておこうと少し早めにやってきたのだ。
レッドラインSox-35th駅から歩いて、IIT Towerに到着。
この建物で英語プログラムのオリエンテーションが行われた。誘われるがままについて行った私もゲームに参加することになったりして、すっごく緊張したのが懐かしい…。
この建物の中にあるカフェテリアが、当時の夫のランチ場所だった。おいしいとかっていうことではなく、キャンパスが広すぎて、あまり移動すると午後の授業に間に合わなくなるとか、そういった理由らしい。アメリカらしいなぁ~。
今日はそのランチを最後に一緒に食べようということでやってきた。日替わり定食的なものとピザを注文して約15ドル。
夫からよく聞いていた通り、カフェのおばちゃんはマッシュポテトをてんこ盛りに盛り付けてくれた。チキンがあまりおいしくなかったが、マッシュポテトとコーンで満足。
ピザは、冷蔵ケースから好きな物を選んで会計すると、その場で焼いてくれるので温かいものが食べられる。直径20センチくらいだけど、チーズたっぷり&ディープディッシュピザのような厚みでボリュームあり。
日本のコンビニのように、パック詰めされたサラダやスナックなどもあって、毎日通っても飽きないようになっているし、学生にとっては何より安いのが一番だろう。この日もとても混み合っていた。
ランチの後は、あらためてクラウンホールを見に行った。この建物は、建築学部の学生さんが実際に使用している。
私は中に入ったことがなかったので、夫の案内でこの機会に内部を見学。オリエンテーションの行われたあの日は夏休み期間中で、誰もいない閑散とした雰囲気のホールだったのに、今日は卒業制作だろうか、夫と同じように課題に追われてあちこちを忙しそうに駆け回る学生のパワーが充満し、建物が生き生きとして見えた。
図書室?資料室?には、さまざまな椅子が展示されている。
そしてやっとガウンの受け取り場所となっている校舎へ向かう。
入り口には、こんな巨大ポスターの目印が。
係員に名前を伝えて、卒業後の進路についてなどの簡単なアンケートを済ませたら、学部ごとに分けられたカウンターで、ガウンや卒業式の入場券など一式の受け取りをするようになっていた。
そしてそのすぐ脇では、記念の指輪や卒業年の刻印されたプレートなど、記念グッズの予約を受け付けるようになっており、更にその奥では写真の前撮りを受け付けるようになっていた。
ガウンを手にして、このバーゲン会場のような熱気ムンムンのホールにいたら、もしかしたら気分が盛り上がった勢いで記念品をたくさん注文してしまう人もいるだろうなぁ。
一応私たちも、ひと通り見て歩いた。一瞬、記念のリングに心がグラっと来そうになったが(映画やテレビに影響され過ぎ・笑)、冷静になってデザインを見ると、やはり外国人が着ければカッコイイであろうゴッツいデザインだということに気がついたので、衝動買いせずにその場を去ることができた。危ない危ない…。
ようやく、写真の前撮り会場にやってきた。先程にも増して人がたくさんいるので、ガラスで仕切られたスペースの中は蒸し暑い。
ガウンを着用してから、カウンターに置いてある用紙に記入をして列に並ぶ。すると、カメラマンのところに順番に案内されるという段取りのようだったので、空いていた椅子を荷物置き場にして夫が着替えをする。
事前にガウンのデザインについてよく知らないでいたのだが、Vネックの襟あきになっていたので、ネクタイを持ってきた夫の判断は正解だったようだ。しかし、付属の襟の付け方がさっぱりわからない。説明書の写真を見ても全くわからなかったので、そのまま手で持っていくことにした。
私はそのまま荷物の番をしながら、列に並ぶ夫の様子を見ていた。やはり留学生はガウンに慣れていない人がほとんどで、そういった学生のために着方を直してくれる係の女性がいたのでホッとした。我が夫も付属の襟だけでなく、博士帽のかぶり方まで直してもらってひと安心。どうやら前後を間違えてかぶっていたようだ(笑)。だからうまく頭が入らなかったのか。
すぐに夫の撮影の順番が来た。お決まりのポーズや小道具が用意されていて、学生はカメラマンの指示通りにすればいいだけのようだ。
連日の徹夜のせいで顔が疲れ切っている夫だが、操り人形のように次々とポーズを決めて、かなりスムーズに撮影が終わった。
撮影が終わるとスッキリした表情で戻ってきた夫。お疲れさまでした。
帽子のかぶり方を直してもらった後、鏡を見ることができなかったので、どんなふうに写っているか心配らしい。でもでも、寝不足の中がんばって笑顔を作って撮影してもらったので、記念に一枚買いましょう。仕上がりが楽しみだ。
大事な用事が済んでホッとした後は、大学生協に寄って、両親へのお土産の買い物。両親へのお土産というのはとても難しいが、大学のロゴ入りマグカップなら使ってくれるかなということで。
予めネットで下見をしておいたのだが、実際に見るとやっぱり大きい。実際に飲み物を入れたら、すごい重さになってしまいそうで、母親たちが使えるか心配ではあるが購入することに。
次にここに来るのは卒業式の日。そう思うとなんだかとても寂しいが、夫が無事に卒業式の日を迎えられる(であろう)ことを、もっともっと喜ばないといけないよなぁ。帰国できるのは嬉しいのに、なんだかとても寂しい。
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