2017年7月19日水曜日
塩についての学び
そろそろ塩がなくなりそうなので買っておかないと。
そう思いふらふらっとスーパーに行ったものの、見慣れない単語の書かれたラベルに出くわしてしまった。お陰で、何も買わずに一旦帰宅。しかし、調べてみるとなかなか興味深いことが分かった。
写真左の「Kosher」がユダヤ教の戒律に従った食材だというのは知っていたのだけど、右の「Iodized Salt」という謎の塩はやたらとたくさんの種類がある。そして量のわりに値段が安い。例えば写っている商品は737グラムで2.49ドル。なぜなのか??
Iodized Salt
辞書で調べてみると「ヨウ素添加塩」とある。
日本では昆布、ワカメ、ヒジキ、海苔などの海藻類を当たり前のように食べているのでヨウ素(ヨード)を自然に摂取しているのだが、日本以外の国では普通の食生活ではこのヨウ素が不足してしまうらしい。そこでヨウ素を塩に添加することで、日頃の食生活で摂取しやすくしているようだ。
日本ではヨウ素を食品に添加することが認められていないので、スーパーで見かけないのは当然で、逆にオーストラリアでは塩だけじゃなくパンにもヨウ素が添加されているらしい。
じゃあ、そこまで必死になって海外のみなさんが摂取しているヨウ素が不足するとどうなるのか。気になったのでさらに調べてみると、ヨード欠乏症という病名がつく症状があるらしい。甲状腺機能の低下が起こってしまうようだ。
ふーん。なるほどー。
では、しばらくシカゴ暮らしをする私たちも日本で生活している時よりはヨウ素が不足気味な状態になるのだろうか。Iodized Saltを選ぶべき?少し気になったので、夫の意見を聞いてみることに。すると「確かにヨウ素不足になるかもしれないけど、日本にいたら摂取することのない添加物を摂取することのほうがイヤだな…」というご意見をいただいた。うん、そうね。その通りかも。
という訳で、今回我が家は地中海の塩を購入。あとは先日の韓国スーパーで買った乾燥ワカメでみそ汁やサラダを作ればいいよねということになった。近所のスーパーで山本山の海苔も買えるしね。
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