2018年1月23日火曜日

Tempo Cafeで夫の宿題をする



夫が今学期履修している科目に、「ユーザー観察」というのがある。定点観測することで得られる「気付き」をビジネスに活かす方法を学ぶ授業だ。

ユーザー(お客さん)からどれだけ口頭で聞き取り調査をしても、相手が心を開いて本当のことを話してくれなければ、それは本当の意味で調査にはならないし、ユーザーも自覚していないストレス(不便さ)があるかもしれないし、生かし切れていないお宝(機能)もあるかもしれない。そんな色々が、一定の時間をかけて観察することで見えてくるのではないかという、観察の方法を身に付けるための練習をする授業だ。

で、今週は「人が集まる場所で見えてくること」をレポートにまとめる、という宿題が出されている。人が集まる場所、先生は例としてホテルのロビー・ラウンジを挙げていたそうだが、私が夫に人が集まる場所ってどこがいいかなぁと相談された時に最初に思いついたのもホテルだった。例に出てしまったのならだめだなぁ。

私なりに色々考えて夫に提案してみるものの、観光オフシーズンで寒い日が続いているシカゴは、デパートやショッピングモールにはあまり人がいないし、なかなか難しい。

ギリギリの時間まで悩んで、テンポカフェで昼食を取りながら観察作業をするということになった。確かにテンポカフェなら、従業員、お客さん、出入り業者など色々な人の動きがあるから、面白いかもしれない。単なる付き添いの私は食事ができるので、夫には悪いが気楽に参加させてもらった。

いつものお店外観。通りに突き出した青い屋根に少しだけ雪が残っている。

観察しやすいように、ランチで混んでいるであろう時間に入店。

想像通り、座席はほぼ埋まっていた。平日のこの時間は、結構一人で来ているおじさんが多い。残念なことに、今日は案内係のゴージャスなマダムはお休みだった。

今日も先にコーヒーをお願いして、料理を待つ間に夫は店内の様子を撮影したり、メモをとったり、さっそくレポートの種になりそうなことを探して忙しくしている。

運よく店内が良く見渡せるテーブルに通してもらえたので、私も一緒になってキッチンの様子などを観察する。今日はオーナーらしきスーツ姿の白人男性がカウンターの中にいるので、いつも和気あいあいとした雰囲気で働いているウェイトレスさんたちがおしゃべりもせず、やや窮屈そうにしているのが何だかおかしかった。

しばらくすると料理が運ばれてきたので、観察を一時中断。
今日は3 egg omelettesの「Omni(Ham, green pepper, onion, swiss & cheddar)」と、「Fresh Banana Nut Pancakes」を注文した。料理を運んで来ると同時に取り皿使う?と聞いてくれたのは、今回が初めてだったかもしれない(笑)。

ガラス瓶入りで実は使いにくいこのケチャップを使うのも、あと何回かなぁ。

食べ終わったころにはほとんどのお客さんが退店していて、窓側のボックス席に数組がいる程度になった。隅っこのカウンターでは従業員も交代でランチ休憩を取っている。

最後は今日の案内係のおじさんに見送られて私たちも帰る。

何とかレポートを書けるくらいの気付きメモは取れたようなので、安心して帰宅。私は久しぶりのオムニオムレツに大満足。二週間前くらいに来たばかりだけど、やっぱりこの店は飽きないなぁ。

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