2017年11月30日木曜日

処方箋薬をもらいに行く



日本クリニックで出してもらった軟膏の処方箋。自宅アパートから最も近いウォルグリーンにお願いすることにして、帰り道にそのまま寄ってみる。

すると、処方箋カウンターの前には長ーい行列が…。夕方だし、混むのは仕方がない。日本でもこの時期は風邪が流行りだして、薬局が混むことはよくある。とにかく軟膏は早く受け取りたかったので、並ぶことにした。

それにしても、一人一人の対応に結構時間がかかっている。色々質問もされているみたいだし。日本のように、処方箋を渡して少し待ったら薬が受け取れるという仕組みではないのか??私も何か聞かれたらどうしよう。簡単に考えていたので、急に不安になってきた。


しばらく待って、やっと私の順番がやって来た。受付をしている薬剤師の男性がかなり疲れた顔をしているので、なんだか気の毒な気分になる。処方箋を渡すと、保険証券も出すように言われた。加えて携帯電話の番号を伝える。お店のパソコンに私のデータが登録されたようだった。

「薬の用意ができたらテキスト送りますね」
勝手に日本のようなシステムを想像していたので、最初は何を言われているのか意味が分からなかった。が、どうやらものすごい混雑で、薬を用意するのにも時間がかかっているので、用意できた人にはSMSで通知するようにしているとのことだった。まさかそこまで混んでいるとは思いもしなかったので、逆に聞いてみた。
「テキストはいらないんですが、明日の午後なら…??」
「明日の朝には用意できてるから、大丈夫だと思うよ」



こんなやり取りがあったのが、昨日の夕方のこと。そして、いくら薬剤師さんが朝には用意出来ている(ウォルグリーンは24時間営業)と言っても鵜呑みにしてはならないことも分かっていたので、お昼ご飯を食べてからの午後、再度ウォルグリーンへ薬を受け取りに行ってきた。


「昨日お願いした処方箋薬を受け取りたいんですけど」
日本人の名前のスペルは口頭で言ってもたいてい分かってもらえないので、名前が印刷された保険証券を出して、そこから検索してもらう。すると、私の処方箋データが見つからないと言われてしまった。

来たのは昨日の夕方で、若くて背の高い男の薬剤師さんが担当してくれて…
覚えている範囲のことを伝えるが、私としてもどうしたらいいのか全く分からないので、頭が真っ白になってしまった。幸いとても親切に対応してくれる方だったので、裏の事務スペースなどを探し回ってくれて、どこからかわからないが、私の処方箋と薬一式とを持ってカウンターに戻って来た。

恐らくだが、私の薬はまだ用意できていなかったのではないかと思った。遅めに取りに来たつもりだったが、やはりSMSで通知してもらうようにした方が良かったみたいだ。かえって迷惑をかけてしまったなと少し反省。

会計を終え、さぁ帰ろうと思ったら、今度は隣の窓口に移動するように言われた。奥にいる他の薬剤師らしき人に「カウンセリングお願いー!」と大声で呼びかけるのが聞こえた。私の薬は再びカウンター内に戻されてしまった。薬を受け取らないことには帰れないので、よくわからないまま、隣の窓口で待つ。

すると奥から、別の薬剤師らしきゴージャスな美女が出てきて、軟膏の使用方法についてかなり早口で説明をしてくれた(前半はたぶん副作用とか成分のことを言っていた気もするが、全く聞き取れなかった)。この形式的なトークは、恐らくアメリカで薬を処方する際の決まりごとなのだろう。

「質問ある?」と言われたが、忙しい時に人間が出すイライラオーラを感じたので、特にないです…と言って薬を受け取り、帰宅した。処方箋データが見つからないと言われた時にはどうしたものかとひやひやしたが、無事に薬が受け取れて安心した。それにしても、たったこれだけのことでこんなに苦労するとはね。


受け取った軟膏が入った袋に、薬の説明(用法用量・注意事項)が書かれた紙とレシートを豪快にホッチキス止め。今回の会計は12ドルだったが、保険でカバーされた分が63.99ドル!アメリカって薬も高いんだなぁ。保険がきいて本当によかった。
軟膏もデカい。15グラム入り。日本だったら病院でもらうのってだいたい5グラムくらいのサイズだと思うんだけど。

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