2017年11月29日水曜日

ついに病院のお世話になる~日本クリニックに遠征~(前)



何とかここまで騙し騙しやって来た、私の肌荒れ。
しかしここに来て、もう我慢することに疲れている自分に気がついた。


しばらく前から夫には「せっかく保険に加入しているんだし、病院に行ってみたら」と言われていた。ここ最近は空気の乾燥も日本とは比べものにならないくらいひどくて、加湿器はほとんど役に立たない状態。日本から持ってきた花粉症薬も服用し続けているが、ケチって決められた通りに飲んでいないので、あまり効いている実感もない。それどころか、薬の残りがあと1か月分になったことに不安を感じるようになってきた。

幸いシカゴには、郊外にだが、日本語で診察を受けることのできる「日本クリニック」という病院がある。それならばもう夫の言う通りにするのが正しいかもしれないな。もうすぐハワイ旅行も控えていることだし。

気持ちを切り替えて、さっそく電話で予約を取ることにする。電話をかけると、まず音声ガイドで英語での対応がいいのか、日本語がいいのかを選ぶ。アメリカで病院にかかるときのシステムが全く分かっていないので、診察以外のことも日本語対応してもらえるならとても安心だ。

日本語対応を選ぶと少し待って、事務員さんらしい女性が出てきた。今の症状を伝えて対応してもらえるのかどうかを聞いてみると、大丈夫ですよとのこと。アメリカでは日本と違って、家族単位で「家庭医」にかかるのが一般的、なんて話を聞くが、そもそもその見つけ方も分からないので、断られたらどうしようかと内心びくびくしていたのだ。

良かった~。ホッとしていたら「今日の1時45分からなら空いてますけどどうします?」。
えっそうなの?ホームページでは混み合ってご迷惑をお掛けしています…とアナウンスがされていたので、診てもらえるのはしばらく先だと思っていたのに。

驚いて、なんだかわからないが勢いで私も「ではその時間に伺います」と言って予約を取ってしまった。持ち物を教えられて、電話を切る。


しかし、ここからがまた大変!日本で加入してきた留学保険の証券を、どこにしまったのかが全く思い出せない…。ビザ関連の書類など貴重品をまとめている所にも見当たらないし、パスポートや現金をしまっている引き出しにもない。それどころか、シカゴに来てから一度も見た覚えがないので、本当に自分が保険証券を持ってきたかどうかに自信がなくなってしまった。

そうは言ってももう家を出ないと予約の時間に間に合わないので、学校に行っている夫にメールで連絡をして出発する。不本意ながら、今回は夫の大学で加入したAtenaという保険会社の保険証券を持って行くことにした。この時点では、日本クリニックでの支払いがどうなるかは全く分からなかったので、普段使用しているデビットカードのほかに、クレジットカードを持って行くことにした。



地下鉄レッドラインとブルーラインを乗り継いで行くこと1時間。
やっと到着したローズモント駅。
駅の改札は1か所で通路に沿って駅を出ると、正面にPace Bus(郊外でのCTAバスの呼び名)の乗り場がある。CTAのヴェンチュラカードで乗車が可能。
私の乗りたい606番のバスは、日中は30分に1本程度しか走っていない。この時は20分ほど待つとバスがやって来た。乗り込んだ車内は、シカゴ市内のバスよりも清潔な印象。


念のため、ドライバーさんに「ミツワに行きたいんですけど、このバスで大丈夫ですよね」と確認しておく。すると走り始めて20分。親切にミツワに着く直前で「ミツワだよ~」と教えてくれた。ついでに帰りのバス停の場所までも教えてくれたとっても親切なドライバーさん、初めての場所に来た緊張もほぐれる。

ちなみに、ミツワとは、シカゴ郊外にある大型日系スーパー。郊外のオヘア空港近くには日本人村と呼ばれる、日本人(主に駐在員の家族)がたくさん住んでいる地域があり、その辺りに住んでいる日本人や日本フリークなアメリカ人たちのオアシスと言われている場所である。

ここが日本クリニックに行くときの大事な目印だったので、無事に交差点(E.アルゴンキンロード&アーリントンハイツロード)に降り立って一安心。グーグルマップによると、ここからは歩いて10分くらいで病院に到着できる予定だ。

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