2017年6月24日土曜日
お風呂掃除のこと
シカゴに来る前に、疑問に思って調べたことの一つがお風呂掃除についてだった。
今までの旅行の経験から、アメリカ国内どこへ行っても大抵の場合シャワーは固定式だったので、掃除をして水を流すとき、アメリカの主婦たちや在住日本人の主婦たちはどのようにしているんだろうとふと思ったのだ。
ネットでさまざまな記事を見ていると、ぞうきんやモップで拭き取る、バケツで水を汲んで流す、の二つが主なやり方のようだった。
確かに、以前Airbnbの部屋に滞在していたときに偶然バスルームの掃除の場面に出くわしたことがあったのだが、その時のおばさまはモップで全体を拭いていたようだった。全体というのは、壁を含む浴槽内、そして浴槽外のタイルまで、ほんとに全部!さすがアメリカ!掃除の仕方も豪快だなぁと感心したのを覚えている。
バケツで水を汲んで流すという方法は、恐らくそうしているんだろうなと想像はできたけれど、まさかこの時代にそんな面倒くさい方法で?!という感じだ。でもこの方法をずっと当たり前のこととして受け入れてきたアメリカ人たちには、特別面倒なこととは感じないらしい。
そして実際のところ。
私はどうしているかというと、夫の先輩の奥様から日本の洗面器を譲っていただいたので、壁はぞうきんで拭き取り、浴槽内は洗面器で汲んだ水で流すというハイブリッド方式でやっている。バケツももちろんWalgreensやTargetで売ってはいるが、何しろサイズが大きすぎて、水を入れたら軽々と持ち上げて水をかけるという動作をするのは不可能に思える。私には洗面器くらいがちょうどいい。
それよりも掃除に使う洗剤のほうが驚きだった。洗剤はカビキラーのような漂白剤(ブリーチ剤)を使うのが一般的なようで、日本のように泡立つ洗剤でこすって汚れを落とすという発想は一旦忘れなくてはならない。
最初はこれにも違和感を感じまくっていたが(だって掃除のたびに塩素臭との戦い…)、3週間が過ぎて、だんだんとその意味が分かってきた。
石鹸カスなどの汚れを落とすというよりも、「カルキを落としているのだな」と。
シカゴは水道の水が硬水なので、蛇口のステンレス金具が白くなっていることに気が付いた瞬間があったのだ。台所や洗面台の蛇口の周りは使うたびに拭き取るから気が付きにくかったけれど。そうでない風呂場は、カルキの水玉の跡がくっきりと残っている。
そこで、口コミで知ったCLRという洗剤をスプレーして軽くこするとステンレスもピカピカに、そして浴槽の白さも見事によみがえるという訳だ。
ついでに、CLRはCalcium(カルシウム)、Lime(石灰)、Rust(サビ)のことらしい。
なるほどー。
ついでに、日本でもおなじみのジョンソンエンドジョンソンのお風呂掃除用洗剤も売っていて、こちらはパッケージのイラストから想像するに泡が立ちそうな商品なのだが、在住日本人の口コミでは全然汚れが落ちないというのをいくつか見かけたので、まだ試したことがない。しばらくはこの方法で落ち着きそう。
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トイレ掃除に関しては、道具も洗剤も日本と何ら変わらず。むしろウォシュレットのついていないトイレを掃除するのって何年ぶりかしら?というくらい新鮮(笑)。そしてとてもラク。ウォシュレットって便利だけど細かいところまで拭き掃除するのはなかなか大変なのでね…
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