先週土曜日の午後に食品の小包を受け取った。これはあらかじめ日本を出発する前に自分で梱包して実家に送っておいたものだ。シカゴで生活が落ち着いて、日本の味が恋しくなってきたころに親に発送してもらうように頼んでおいたのだが、そのタイミングは意外と早くやって来た。
やはり旅行とは違うので、アメリカンな食事を続けているとすぐに飽きてしまうし、胃も疲れる。特に夫は、学校のカフェテリアでのランチが若い学生に合わせたボリュームと味付けなので、家ではそういうものを避けた食事がしたいと言い始めた。
さっそく実家の親に、例のブツを郵便小包の航空便でお願いしますと連絡したのが日本時間の10(土)。で、12(月)の午後には郵便局に行ってくれたようだった。そして、シカゴ時間の16(金)にはもうアパートのクリーニング屋さん(荷物受け取り場所)に到着していたので、めちゃくちゃ早く届いたことになる。こういう時は都市部に住んでいてよかったなぁと思う。
さて。
箱の外観を見てみると、大してつぶれてもいないし思いのほかきれいな状態で届いた。が、一か所だけアメリカの郵便局のガムテープが貼られているところがある。
テープをはがしてみると、思った通り、切り込みが入っている。
中身をチェックされたのだろう。その辺りはここ数年で検査が厳しくなっていると知っていたので想定通り。
しかし、開けてみると、自分で梱包した出発前のあの時の状態と変化なし。
ぱっと見、抜き取られているものは無さそう。
9年前のバックパック旅行の経験を踏まえて送ったもの。
・お茶関連
一保堂茶舗のティーバッグセットとすみだ珈琲のドリップバッグは、大事な友人からの頂き物。今回わざわざ買ったのは、ほうじ茶ティーバッグだけ。緑茶や紅茶はこちらでも手に入れやすいのだが、「香ばしい系のお茶」はなかなか見当たらないので。ほかは自宅で使い切れなかった残りもの。
あと、こちらでは金属のストレイナーが主流のようなので、いちいち洗うのが面倒だなーと思ってしまう私には、お茶パックは送ってよかった一品かも。
・だし関連
これらもほぼ自宅で使い切れなかった残りもの。和風だし、中華だし、コンソメと一通り。コンソメはこちらでも手に入りやすいがチキンコンソメが主流なので少しだけ。インスタント味噌汁は緊急用に。
・乾物、保存のきくもの
これらもほぼ自宅で使い切れなかった残りもの。簡単にできる白ごはんのお供をメインに。でも御飯に混ぜるおにぎりのもとはもっとたくさん入れておいてもよかったなぁと後悔。
・おやつ
以前のバックパック旅行中、食べたくて仕方なかったのがあんこ系のもの。なので、もうあんな我慢はしなくて済むようにと缶詰のあんこを。栗ようかんと栗鹿の子のお菓子は夫の実家からの頂き物。
せんべい・おかき系のものは値段を気にしなければ、割とどこのスーパーでも売っているので送らなかった。
・夫のスノースパイク
モンベルで購入した、靴に取り付けることのできる簡易かんじき。「軽量コンパクト」と箱には書いてあるがそこそこ重さがあるので、スーツケースに入れると重量オーバーになりそうな予感があった。そこで小包で送ることにしたのだが、もし中身をチェックされたら一番怪しまれて抜き取られるかもしれないと心配していた一品。なので無事に届いてほっと一安心。夫はこれをL.L.Beanのビーンブーツに付けて冬の通学時に使う予定らしい。果たして出番は来るのか。
これだけの量が入って重さ約6キロ。
郵便小包の航空便で送料はおよそ11000円。
2003年にアメリカで施行されたバイオテロ法という法律があるそうで、現在アメリカに食品を持ち込む方法としては、手持ちの荷物やスーツケースで自分で運ぶ、もしくは郵便小包で送る、の二つとなる。
私たちはヤマト運輸の海外引越を利用して、船便で荷物を送っているが、その荷物の中にも食品は一切入れてはいけないとのことだった。
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