2018年5月13日日曜日
Farnsworth House Tour (前)
待望のファーンズワース邸見学ツアーに参加してきた。正直なところ、昨日までパーティーなど行事続きで疲れていたのだが、実際のファーンズワース邸を見たらその美しさに疲れも吹っ飛んでしまうほどだった。
9時半にシカゴ建築財団のショップを出発する、となっていたので少し早めに着いて、チェックインを済ませてから念のためお手洗いを済ませておいた。しかし、このお手洗いがクセモノで、ショップの方に鍵を借りて入室するのだが(朝早くて他のテナントが営業していないため)、開けるにはコツがあるようでかなり手こずってしまった。
おかげで、鍵を返しに戻ったときには、すでに他の参加者はバスに乗って私たちを待っている状態。置いていかれなくて良かった…といきなり冷や汗モノだった。海外での現地ツアーは時間にルーズな場合が多いのだが、稀にこういうきっちりしたツアーもあるので気をつけなければいけない。
ということで、私たちが乗り込むとバスはすぐに出発した。途中まではほぼ地下鉄ブルーラインと並走する道路を走っていたのだが、その終点Forest Park駅を過ぎると、景色は一気に田舎の雰囲気になって、見えるのはほとんど畑ばかりになった。
車内では、本当ならファーンズワース邸の予習的なDVDを見せてもらえるはずだったらしいが、ボランティアガイドのおじさんが持って来るのを忘れてしまった…ということで、ミース関連のではあるが異なる話題のDVDを流してくれた。しかしやはり疲れていたせいか、夫も私もDVDをほとんど見ることなく、現地に着くまですっかり眠り込んでしまった。
1時間10分ほどで現地に到着。
駐車場の脇にあるビジターセンターと木の小屋。実際のファーンズワース邸を見学する前に、この小屋の中で、建築中のエピソードや洪水との戦いについて少し説明を受けた。
ファーンズワースさんが使用していた頃の室内の様子。
建築中のお家と一緒に写るファーンズワースさん。
洪水に関しては、写真パネルでの説明だけでなく、実際に洪水の被害に遭った家具(洋服ダンス)も展示されていて、水位の線がくっきりと残されているのを見ることができた。
そもそもファーンズワース邸の建つ土地は、フォックス川に面していてたびたび洪水に見舞われる場所であった。そのため高床構造にしたのに、床上1.5メートルまで水が来たこともあるし、近年では浸水の恐れがあるときは、現在管理をしているナショナルトラストが予め内装を保護することもあったそうだ。
ファーンズワース邸の建つ土地と洪水の話については知らないことが多かったので、とても興味深く聞かせてもらった。
説明が終わるといよいよ小屋を出て、ファーンズワース邸に向かう。
ファーンズワース邸までは15分ほどかかっただろうか。途中数ヶ所で立ち止まってガイドさんが説明をしてくれるので、結構な距離に感じられた。写真のような森の中の小道を歩いていく。
これがフォックス川?流れは早いが、全く洪水を起こしそうには見えない。
と思ったら、ついに見えた!
まだ一つ前の見学グループがいたため、しばらく待たなくてはならなかった。
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