2017年11月13日月曜日
火災報知器を鳴らしたチキン
こちらでは鶏のドラムスティック(骨付きもも肉)が安く買えるので、夕ご飯のメニューがなかなか思いつかない日には、野菜と一緒にオーブンで焼いて一品完成!とできてしまうのがとっても便利。
で、今日もハワイの旅行計画を考えていたらあっという間に日が暮れてしまったので、大急ぎでドラムスティックとジャガイモをオリーブオイルなどでマリネして、後は焼くだけというところまで準備しておいた。
そして、夕食の時間。
夫はまだまだ学校から帰ってこないので、先に自分の分だけチキンをオーブンに入れて、焼き上がるまではテレビを見ていようとソファに腰掛ける。しかし、いつもよりも油の焦げる匂いが強いような気がして、なんだか落ち着いて座っていられなくなった。
オーブンの中の様子を確認すると、いつもと変わらないのだが、ガラストップの熱を逃がすところから薄っすら白い煙が出ているのに気が付いた。匂いがするのはこのせいだった。
焼き時間はあと10分くらいだし、このまま何とかなるかなぁ~と思っていた矢先、突然ものすごい音量で火災報知器が鳴り始めてしまった!
うわぁぁぁぁぁぁぁ、大変大変大変!
急いで窓を開けて換気をする。当然外は寒いが、そんなこと言ってられない状況だ。
やっぱりこういう時、アパートのメンテナンススタッフが訪ねてきて、色々聞かれるのだろうか?ただチキンを焼いていただけなんです、と謝れば何事もなく済ませられるのだろうか?
いろんなことをぐるぐる考えながら、リビングの窓、寝室の窓、そして玄関ドアも細く開けて煙と匂いを出したら、何とか火災報知器の音は鳴りやんでくれた。その瞬間はものすごく長い時間のように感じたものの、後から冷静に思い出してみると30秒にも満たない時間だったかもしれない。
しかし、同じフロアのご近所さん宅から誰かが廊下に出てくることもなければ、メンテナンススタッフがやって来ることもなかった。ただ火災報知器が鳴って、私ひとりが慌てて、キャーッとなって、この件は終了したらしい。
聞いた話だと、シカゴでもアパートの火災報知器が誤って鳴ってしまうことはよくあることらしいので(日本でも夏のひどい暑さで誤作動することがあるのは経験済み)、今回も誤作動かなとご近所さんは解釈してくれたのだろうか。
でも、アパートのメンテナンススタッフが来なかったことには、ちょっとだけ不安になった。
もし本当に火事になった時って…。大丈夫かな。
夜10時を過ぎて、夫が帰ってきた。
ひとりでパニックになって大変だったことを話したら、火災報知器から水が出てこなくて良かったねと笑われた。確かに!うちに設置されているのは、匂いや熱を検知するタイプの器具だから音が鳴るだけで済んだけど、これがもしスプリンクラーのタイプだったら…。あぁ、考えるだけで恐ろしいわ。
チキンは何とか焼けたけど、オーブンの中はこれまでにないひどい油の匂いが充満している。
明日は急遽、オーブン掃除をしなければ。
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