2017年10月14日土曜日
Day5 移動日、まさかの出来事に遭遇
午前中の飛行機にてシカゴに戻るため、5時半に起きて荷物の整理をする。残念ながら宿の朝食時間よりも早くチェックアウトしなくてはならない。フロントでチェックアウトの事務処理をしてくれたお姉さんの笑顔に見送られて、地下鉄でポートオーソリティバスターミナルへと移動する。
初日に空港バスを降りた42丁目の建物の前に出てくると、NYCエアポーターの係員がいたので、初日と同様にチケットを発行してもらい、間もなくやってきたバスに乗り込む。全てが順調で、搭乗までに朝ごはんを食べる時間も取れそうだね~と車内ではのんびりと過ごしていた。
しかし、高速道路からラガーディア空港の敷地に続く道路が大渋滞していたところから、状況が一変する。
渋滞の列に少しの間並んでいたものの、一向に動く様子がないのを見て、バスの運転手さんはほかの入り口から空港に入ろうと、再び高速道路に戻るとバスを走らせた。車内では何やら携帯電話でやり取りをしているようだったが、乗客の私たちにはもちろん聞き取ることはできず。しかし、渋滞しているので少し遠回りするが他の入り口から空港に入ることは説明してくれたので、乗り遅れることはなさそうだねと、この時はまだのんびりとした気分でいたのだ。
運転手さんが機転を利かせてくれたことにより、無事に空港敷地内には入ることができた。しかし、降ろされたのはなんと私たちの行きたいターミナルBアメリカンエアライン(AA)の一つお隣、ターミナルC。
「詳しいことはわからないけど、ターミナルBが全て閉鎖されているとの連絡が入っています。申し訳ないけど、それ以上のことは私には分からない」
同じバスに乗っていた他の乗客もみなターミナルBからの出発だったようだ。その言葉を聞くと、荷物を降ろしてくれている運転手さんからカバンをもぎ取って、慌てたように足早に去って行ってしまった。いちばん最後に荷物を受け取った私たちは、運転手さんの機転を利かせた行動に感謝してほんの少しだがチップを渡し立ち去ろうとしたのだが、その時に彼がとんでもない情報を教えてくれた。
「男が爆弾を仕掛けたらしく、その撤去作業のためにターミナルBを閉鎖しているという情報が入っています。自分にはこれ以上のお手伝いはできないけど。気を付けて。」
本当のことを教えてくれた彼に感謝するべきなのだが、驚きで言葉を失ってしまった。この4日間、何事もなく安全で楽しく旅行ができたと思っていたのに、まさか帰りの空港でこんな出来事に遭遇するとは…。
ターミナルが閉鎖されているということは、飛行機は遅延となるのか、欠航となるのか。どこへ行って誰にこれからのことを尋ねたらいいのか。頭が真っ白になってしまいわからなかったが、とりあえずターミナルCの中にいたデルタ航空の係員に声をかけてみた。
案の定、私は違う会社だから分からないと言われたものの、小さなヒントを頂いた。「その航空会社のカスタマーサービスに電話して聞いてみたらいいんじゃないの?」
そうか!!
夫も私も英語での電話にはまだ少々の抵抗があるものの、今はそうも言ってられない。幸いつながった無料WiFiでAAのホームページを確認してみると、日本語での対応もしていることがわかったので、夫がすぐに電話をかけてくれた。
しばらく待った後、ターミナルBの爆弾騒ぎの情報は確かに入っているが、飛行機は時刻通りに運行していること、そして、AAの社員がいるはずのターミナルB内の場所を教えられ、そこで最新の情報を聞いてくださいとのことだった。
ひとまず教えられた通りにしようとターミナルCの建物を出て、ターミナルBに向かう。歩行者用通路が整備されていたおかげで、迷うことなく歩いて移動することができた。そしていざ到着してみると、ターミナルBの中では、たくさんの人たちが普段の空港の様子と変わりなく動き回るせわしない場面が展開されていた。
あれ??爆弾騒ぎでここは閉鎖されていたのでは…??
しかし、AAの係員も何事もなかったかのように私たちにチェックインするようにと促してきたので、ターミナルの閉鎖はちょうど解除されたところなのかなと思い直し、予定通りにシカゴに戻れるならまぁいいかということで、無事に搭乗ゲートまでたどり着くことができた。
余裕を持って食べることができるはずだった朝食も、搭乗時間ギリギリの10時にやっと食べることができた。今朝は起きるのが早かったので、お腹ペコペコだった。滞在中に街で食べることができなかったベーグルをここで。
食後、ゲートに戻ると、シカゴの天候不順のせいで飛行機が3時間遅れるとのアナウンスが聞こえてきた。シカゴの天気のせいならば仕方がない。帰りは駅からアパートまで大雨にでも降られるかな。
最初の予定では13時半ごろにシカゴに戻って来ているはずであったが、結局は夜になってしまった。しかし、色々な意味で今回の旅行も忘れられないできごと、経験ばかり。みなさん、空港が封鎖されたら、慌てず騒がずカスタマーサービスに電話しましょう!
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