2017年10月13日金曜日
Day4-5 ニューヨーク最後の夜
夕食の前に、最後の街歩き。
地下鉄6線に乗って、再びAstor Pl駅にやって来た。ここは昨晩べセルカを訪れる際にも利用した駅だ。
まず最初にやって来たのは、1859年創立の「Cooper Union University」。私たちの旅行で恒例の大学巡りだ。こちらは日本での知名度はそれほど高くない大学だが(私たちも今回初めて知った)、アメリカでは難関大学として有名だそう。写真は2009年完成の新校舎。かなり奇抜な外観だが、校舎の周りを一周歩いてみるとまた柱の建て方も独特で、夫はかなりじっくりと観察していたようだった。
卒業生がまたスゴイ。発明家のエジソンや、あの「I♥NY」をデザインしたミルトン・グレイザー、そして日本人では建築家の坂茂。東日本大震災の際には、避難所に紙の間仕切りシステムを導入したことがテレビなどで取り上げられていたので、知っている人も多いのでは。坂茂は夫の卒業した大学の教授で、夫が好きな建築家の一人でもある。「ここ、坂先生の卒業した大学だよ」と教えたら、えらく驚いた様子であった。下の写真は旧校舎。ちらっとのぞいてみたら、1階は図書館のようだった。
次に訪れたのは、大学の近くに偶然見つけた「MUJI Cooper Square」。残念なことにシカゴには無印がないので、夫とふたりで大興奮。
無印は本当にどこの国で訪れても、店内の様子が日本と変わらないことに感心させられる。この写真を見て、日本の無印だよと言われてもわからないのでは。
無印良品の本質を伝える説明が店内に掲示されていて、なんだか感動。せっかくなら、こういうことを知ったうえで無印や日本の良さを受け入れてくれる方がうれしい。
買いたいものは色々あったが、アメリカ国内はネット通販ができるので、日本のお菓子でも買おうかな、と思ったら、食品の取り扱いがほとんどなかった。あぁ~残念…。
そして、すっかり日が暮れてしまったころ。最後に訪れたのがキッチン用品のお店「Fishs Eddy」。
店内はお店のオリジナル商品からデッドストックまで、さまざまなキッチン用品で溢れかえっている。
過去から現在まで、歴代の大統領に関するシャレのきいた(むしろ皮肉かな)食器もあり、面白かったのがこちら。「メキシコ人によってメキシコで見事に作られたデミタスカップ」。むっつりした表情のトランプ大統領がプリントされている。
ここではケーキプレートくらいの小さなお皿か、小鉢として使えそうなボウルがあったらぜひ購入しようと思っていたのだが、これというものが見つからず。それでも日本にはないようなプリントや色使いの食器など、見ているだけで楽しくて、夫と店内を2周してしまったほどだ。
最後の買い物ではよい出会いがなかったけれど、お腹が空いたので夕食を食べに大戸屋へ向かう。久しぶりにごくごく普通の和定食が食べたいと思っていたのだ。が、お店の前に着いてメニューを見てみると、寿司やお酒を売りにしている高級和食レストランといった雰囲気。値段が高いであろうことは予想していたけれど、求めていたものとはちょっと違うかな。
ということで、ニューヨーク最後の夕食は宿近くのポパイで買ったフライドチキン。って、シカゴでも食べれますけど…。素敵なお店にばかり行き過ぎて、知らず知らずのうちに日常を求めていたみたい(笑)。何とも私たちらしい旅の終わり。
==========
MUJI Cooper Square
52 Cooper Square
(1-212)358-8693
最寄り駅:地下鉄4,5,6線 Astor Pl
Fishs Eddy
889 Broadway(at 19th St.)
(1-212)420-9020
最寄り駅:地下鉄N,R線 23St
ホームページはこちら。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿