2017年10月13日金曜日
Day4-2 Guggenheim Museum と The Wright でランチ
地下鉄6線、86丁目駅で下車し、セントラルパークの方に向かって歩いて行くと、10分もかからずにグッゲンハイム美術館に到着。うずまきのどっしり感は近くで見るとすごい迫力。
船のような?宇宙船のような?外観。
建築好きな夫が存分に建物外観の写真を取るのを待ってから、手荷物検査の行列に並ぶ。その後チケットを購入して(ここでも夫の学生証が威力を発揮!)、クロークにコートを預けたらいよいよ中へ。まだオープンから30分ほどなのに、ものすごい混雑ぶりだ。小学生から大学生まで、学生のグループを多く見かけたが、授業の一環だろうか。
館内のレストランでランチの予約をしていたのだが、それまでに約1時間あるので、先に常設展示を見ながら館内を歩いてみることにした。
うずまきの中は全体に緩やかなスロープになっていて、展示を見ながら歩いていたら自然と上まで登ってきちゃった、というようなつくりになっている。
そして、うずまきの脇のスペースで常設展示が行われているのだが、期待していたカンディンスキーの絵画はこの時一枚しか展示されておらず、夫も私もがっかり…。ちなみにこの日見ることができたのは、ブランクーシBrancusiというルーマニアの彫刻家のコレクションと、タンハウザー・コレクション。展示は入れ替わるものだから、仕方がない。タンハウザー・コレクションでピカソやモネ、セザンヌやゴーギャンが見れたから良しとしよう。
うずまきの天井はガラスになっていて、ホールの吹き抜けにもアートが展示されている。
ちょうどいい時間になったところで1階に戻って、11時半に予約を入れておいたレストラン「The Wright」へ。
入口と店内の様子。このレストランは2009年に改装されたものでフランク・ロイド・ライトの設計ではないそうだが、それでも美術館を設計したライトの雰囲気を感じさせるものになっている。
テーブルセッティングも余分なものがなく、清潔感たっぷりで気持ちがよい。
前菜に注文したのは、ウェイターさんおすすめの一品。ピザ状の薄い生地にキノコを載せて焼いたもの。バルサミコ酢がかかってさっぱりした味。
こう言っては申し訳ないが、前菜よりもこちらのパンがおいしかった。バターも粒の大きな塩の甘みも、全てが好み。もちろんおかわりをいただいた。
夫のメイン。サーモンのグリル、カリカリに焼いたケールとゴボウが添えられている。
私のメインはサツマイモのニョッキ。サツマイモの甘さとチーズの塩気の組み合わせは、言うまでもなくおいしかった。
パンのおかわりをしたためにすっかり満腹になってしまったので、残念ながらデザートはあきらめて、コーヒーをいただいてランチを終えた。このコーヒーも、ここがアメリカとは思えないくらいおいしくて、しかもフレンチプレスのポットでたっぷりサーブしてもらったのに、残してしまったのが悔やまれる…。
美術館の中とはいえ、ウェイターさんの目配りが行き届いていて、期待していた以上に良いレストランだった。個人的には昨日のサラベスより満足度が高いかな。
大満足のランチを終えた後は、企画展の展示を見に戻る。この日行なわれていたのは中国人アーティスト集団による「Art and China After 1989」。
一通り見てみたものの、あまり興味を持つことができなかったので、建物を観察することにした。2階からの眺め。
最上階(6階)からの眺め。
うずまきの途中、3階にあるカフェはこんな風にすりガラスで覆われている。展示の雰囲気を損なわない工夫はさすが。
非常階段のデザインまでさり気なくしゃれている。
読書室の入り口。ドアの中へ興味を惹かれるデザイン。
ベンチに腰掛けて、ほかの人たちが楽しんでいる景色を見るのも面白い。
展示は十分に堪能しきれなかったものの、建物とランチを楽しんでゆっくり過ごすことができた(ミュージアムショップも面白かった)。予定をだいぶオーバーしてしまったが、最後の観光はフェリーに乗って、ブルックリン・ダンボへ!
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The Wright
1071 5th Ave.(at 88th st.)グッゲンハイム美術館内
(1-212)427-5690
最寄り駅:地下鉄4,5,6線 86st
ホームページは2017年10月現在閉鎖中。OpenTableで予約可。
地球の歩き方2016~17に掲載のお店。
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