2017年5月3日水曜日

日本の住まいをどうするか

日本の住まいをどうするか。
これについて考え始めた時、私たちには以下の選択肢がありました。

①現在の賃貸契約を解約して、家財道具をレンタル倉庫に預ける
②現在の賃貸契約を解約して、近隣に住む友人宅の空き部屋を借りて家財道具を預ける(家に空き部屋があるので…というありがたい申し出があったため)
③現在の賃貸契約を解約して、私の実家の空き部屋を借りて家財道具を預ける(実家は同一県内にありますが、電車で片道2時間弱という距離)
④現在の賃貸契約を維持したままにする

一見すると、①の方法が最も費用がかからないかと思ったのですが、4つすべての場合についておおよその費用を計算し、またそれぞれのメリット・デメリットを挙げて比較してみました。


①の場合にかかる費用は、
・現在の住まい→レンタル倉庫への搬送費用(現在の住まいへ引越してきた際の料金をもとに計算)
・レンタル倉庫→帰国後の新居への搬送費用(同上)
・レンタル倉庫の契約時にかかる事務手数料(キュラーズのホームページを参考に計算)
・レンタル倉庫使用料金14ヶ月分(同上)
・帰国後の仮住まい(新居探しの間、ウィークリーマンションに4週間宿泊すると仮定)
・新居契約時にかかる諸費用(現在の家賃と同程度の物件と仮定)
メリットとしては、不在の間住居に関しての心配事(空き巣や火事など)が一切ないことが挙げられます。しかし、帰国後には改めて住まい探しをしなくてはなりません。その間仮住まいではなく私の実家に滞在するとしても、片道2時間弱の距離を日々移動するのはあまり賢明なやり方とは思えませんでした。何より、仕事復帰までに時間がかかるというデメリットが大きいと考えられます。

②、③の場合にかかる費用は、
・現在の住まい→預け先への搬送費用(現在の住まいへ引越してきた際の料金をもとに計算)
・預け先→帰国後の新居への搬送費用(同上)
・預け先友人/両親への謝礼14ヶ月分
・帰国後の仮住まい(新居探しの間にウィークリーマンションに4週間宿泊すると仮定して)
・新居契約時にかかる諸費用(現在の家賃と同程度の物件と仮定)
考えられるメリット・デメリットは①の場合とほぼ同じです。しかし、万が一預かってもらっている間に思いがけず空き巣や火事などが発生した場合や家財道具にダメージが発生した場合、身近な相手だけに責任を問いにくくなりますし、謝礼もどのくらいが適切なのかということが検討しなければならない問題として加わります。

④の場合にかかる費用は、
・家賃14ヶ月分
・家の見回り、換気に来てもらう両親に交通費・昼食代
・契約更新料(渡米中に更新のタイミングが訪れてしまうため)
メリットとしては、家財道具を搬送するための作業に時間を取られなくて済むこと。そして、帰国後すぐに元の生活を始められることが挙げられます。しかし、両親に月に一回程度見回りに来てもらうよう依頼しておくとはいえ、渡米中に住居に関しての問題が発生した際はすぐに対処することが難しいというデメリットが考えられます。ちなみに、10年前にバックパック旅行をしたときはこの方法を選択しており、同じように私の両親に家の見回りに来てもらっていました。


わからないながらも算出したおおよその費用を比較してみたところ、④の場合が最もコストがかからないことがわかったため、日本の住居は賃貸契約をそのままにして渡米することに決まりました。出発までの準備期間が2ヶ月半しかなかったため、粗大ごみの処分に関する手配作業や、家財道具を梱包したり移動させる作業に費やす時間が省けたことが結果的にとても良かった点です。

また、渡米中に契約更新のタイミングが訪れてしまうためどうしようかと悩んだのですが、大家さんに一年ほど留守にする旨を報告した際に合わせて相談したところ、更新手続きを前倒しでしても構わないという返答をもらえたため、手続きを済ませ、安心して出発することができました。

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