2018年2月1日木曜日

Pink & Grey Salt



シカゴに来てから譲っていただいた赤穂の塩(貴重な日本の塩!)と、自分でシカゴのスーパーで買った地中海の塩。どちらもおいしくて気に入っていたのだが、ほぼ同じタイミングで使い終わってしまったので、ここ数日は新しい塩探しに忙しくしていた。

たかが塩。なのになぜ簡単に決められないかというと、売られている種類が膨大ということのほかに、ニューヨーク旅行で買ったトリュフ塩で「塩の使い分けの楽しさ」にはまってしまったからである。

「塩を使い分けると、料理がおいしくなる」なんて聞くけれど、日本の家の狭い台所にそんなにたくさんの種類は置けないから、これまで我が家は赤穂の塩一筋だった。しかし、トリュフ塩と地中海の塩では味が明らかに違ったし、安いお肉なんかでもおいしく食べることができた。サラダを食べる時も、オリーブオイル&塩・コショウで食べていると、塩、野菜それぞれの味がよくわかっておいしいのだ(アメリカのこってり・クリーミーなドレッシングが夫も私も苦手、という理由もある)。


そんな訳でいろいろ試してみたい気持ちが強くなり、今まで使ったことがないものに挑戦してみようと、ピンクソルトとグレーソルトを選んでみた。


ピンクのヒマラヤンソルトはしばしば日本でも売っているのを見かけるし、気にはなっていたけど買うのは初めて。そして、グレーソルトはシカゴに来て初めて存在を知った塩。偶然にも、どちらも健康に良さそうなものを選んだようだ。


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・ヒマラヤンピンクソルト(岩塩)
ピンク色は塩に含まれている鉄分によるもの。他にもミネラルが豊富に含まれている。他の塩と比べて、ナトリウム含有量が低い。
・グレーソルト(海塩)
フランスのゲランドで採れる塩。天然の泥と砂を含み結晶化しているため、グレーの色が付いている。ミネラルが豊富で、水分も含んだ塩。
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夕食で、いつものようにサラダにオリーブオイル、コショウと一緒にかけて味の違いを比べながら食べてみた。

ピンクソルトは塩辛さがシャープに伝わってくる。これはステーキや芽キャベツなんかを焼くときに合わせたらおいしそう。

グレーソルトは塩辛さをほとんど感じなかった。地中海の塩のような甘みを感じるというほどでもなかったが、こういうのをまろやかな味と表現するのだろうか。サラダにかけて食べるなら、私はグレーソルトが好み。



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【2018.4 追記】
今回我が家が購入した「トレーダージョーズのピンクソルト」ですが、日本への手ごろなお土産に、と雑誌やネットでよく紹介されています。しかし、実際に使ってみると、塩の粒が意外と大きくて、瓶に付属のミルを動かすのに思いのほか力が必要です。ミルを使い慣れている方なら、何とも思わないかもしれませんが。差し上げる相手を選んでしまうお土産かもしれません。でも、味はおいしいですよ!

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