2017年10月12日木曜日

Day3-2 Cooper-Hewitt Smithsonian Design Museum



ゴシップガールのロケ地巡りを一度中断して、美術館の中へ。
この日行われていた企画展。ジョリス(ヨリス)・ラーマンはオランダのデザイナー。
この美術館はもともと、アメリカの鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの邸宅だった建物で、それを改装し、現在美術館として使用されている。そのため、建物自体がとても豪華で個性的。入り口のファサードのデザインも凝っている。
ちなみに、3階に上がるとカーネギーが住んでいたころのお屋敷の様子を紹介した展示パネルがある。

入り口を入ると受付のすぐ脇に、いきなりこんなゴージャスな階段。
チケットを購入すると(夫の学生証割引が適用できた!)、こんなペンを渡された。
気に入った展示を見つけたら、このペンのおしりについている十字の部分で展示についている説明の十字印に触れると、その展示のデータを保存しておくことができるというのだ。チケットに個人コードが付いているので、帰宅後ホームページからこのコードを入力すると、自分が収集したデータを見ることができるのだという。
日本でこのシステムって、すでにどこかで取り入れられているのだろうか。
夫と私は今回初めて知ったので、スゴイすごいと感心しきり。


フロアの構成。
ということで、エレベーターで3階へ。
美術品のような家具が多数展示されていた。予習なしで訪れてしまったのだが、どうやらこのデザイナーさんはなんでも3Dプリンターで造ってしまう方のようだ。例えばこんなに複雑なつくりに見えるテーブルや椅子でも、3Dプリンターにデータを入力すればあっという間に出来てしまうらしい。
ほかに面白かったのが、3Dプリンターで造る橋のデザインを手掛けたプロジェクトの紹介映像。人が本当に渡る橋を3Dプリンターで造ることができるなんてちょっと信じ難いけど。このプロジェクトは現在も進行中だそう。完成したら日本でも話題になるだろうか。
※調べてみたところ、2018年6月ごろにオランダ・アムステルダムの運河に架けられる予定。

続いて2階の展示室へ。
今回ジャポニズムの展示は改装中で見れなかったのが残念。このフロアではガラス工芸からファブリックまで、様々なジャンルの収蔵品を見ることができた。
レーシングカー型ティーポットとお砂糖入れ。洗いづらそうだけど夢のあるデザイン。
子猫をしばいている猫。これは高さ10センチほどの小さな作品にもかかわらず、すごい迫力。
そしてなんだか笑ってしまう可笑しさがある。


最後に1階へ。
1階はお屋敷だった名残を最も感じられる。各部屋との間に見ることのできるこんな装飾や、
床の張り方も凝ったデザイン。
ゴージャスな暖炉も残っている。
ステンドグラスや天井の装飾はやさしい雰囲気。
壁のグラデーションは改装時に施したのかもしれないが、この部屋にぴったり。
昔、マルメのデザインミュージアムで知ったジャスパー・モリソンの椅子を発見。
一目でわかったということは、きっと私、彼のデザイン好きなんだな。
1階の展示が終わったところが、コンサバトリー(恐らく)に続いていて休憩もできるようになっている。

お隣のミュージアムショップを少し冷やかしたところでそろそろ移動しないと、という時間になってしまった。現在、ビジネスデザインを学んでいる夫は何か感じるものがあったようなので、それだけでも来た価値があったかな。


ここからはまたゴシップガールのロケ地巡り&セントラルパークへ。

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