ついに最終日の今日は夫も私もいちばん楽しみにしていたサンライズハイキング。「ドーメサ」という4大ボルテックス全てが見渡せる岩山に登って、そこから日の出を鑑賞するのだ。
今の時期、日の出は5時過ぎくらい。それまでには頂上に着いていないといけないので、今日のツアーのお迎え時間は4時だったのだが、楽しみで興奮していたのか最終日にもかかわらず起きるのはつらくなかった。
最終日のガイドも初日と同じドライバーさんとHitomiさん。
あいさつを交わすとすぐに出発した。
ドーメサまでの距離はこれまでより少し遠く感じた。真っ暗闇のなかを走っていたせいだろうか。途中3匹もの野生の鹿に遭遇。こんな暗いのにどうして見えたのー?と日本人一同は盛り上がるが、ドライバーさんは平然としている。
ドーメサに到着。懐中電灯で足元を照らしてもらいながら、ハイキングコースを登っていく。今日はこれまでで一番大変な上り坂。ハイキングというより軽いトレッキングだ。
40分ほど登ると頂上の平らな所に出た。そこから朝日を見るのにちょうどいいという場所まで再び移動する。途中、岩山が面白い崩れ方をした場所を教えてもらった。私たちの立っている岩の突き出たところ、まるで人の横顔のよう。
5分ほど歩いて、岩がちょうどベンチのように平らになっている場所に到着。ここで日の出を待つ。だいぶ明るくなってきていたから心配だったけど、日の出前にたどり着けて良かった。
太陽が昇ってくる辺りの雲がだんだん焼けてきた。
ドーメサのふもとではちょうど気球ツアーも始まった様子。
明るくなると太陽が顔を出すまでの時間はあっという間で。
今まで色々な場所で日の出を見てきたけれど、毎回すべてが異なる環境の中で見ているので毎回新鮮な気持ちを与えてもらっている。が、今回は大げさじゃなく太陽の熱をダイレクトに感じたような気がする。すごいな、太陽。
気が付けば気球がこんなにたくさん。写真で見るよりも実際はとても距離が近くて、気球の炎が燃えている音や気球に乗っている人たちの声も聞こえたり。もちろん向こうにも私たちの声が聞こえているので、おーい!と呼ぶと操作の上手な運転手の場合はこちらに近づいて来てくれることもあるのだとガイドさんが教えてくれた。
頂上ではガイドさんが温かいコーヒーとお手製マフィンを用意してくれた。このためにわざわざアウトドア用のガスボンベを背負って歩いていたなんて…。一昨日のハイキングの時も冷たいレモネードを用意してくれていたのに。感動させられっぱなし。
一息ついてから、頂上を少し散策。つい2,3日前にガラガラヘビが出たそうで、今日はいないかなーと確認中のドライバーさん。
大地からのエネルギーでぐにゃりと曲ってしまったと言われているジュニパーの木。
下山はあっという間。
帰り道も楽しいおしゃべりで盛り上がって宿に到着。
一休みして荷物をまとめたら、行きと同じくシャトルバスに乗ってフェニックス国際空港へ。またまたメキシカンを欲してしまい、ケサディーヤとブリトーを食べ、心身ともに大満足でシカゴへ帰って来た。
急遽決めた旅行だったし、行く前は自分の気持ちもいまいち盛り上がっていなかったけど、ハイキングがとても楽しくてまたすぐにでも行きたいくらい(実はセドナはハイキングやトレイルコースがたくさんあるらしい)。それにしてもシカゴに戻ってきたらホッとするなんて、だいぶシカゴの空気が自分にフィットしてきたのかな。不思議。
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