2018年5月16日水曜日

F.L.Wright設計の個人邸を見学する



午前中(と言ってもとっくに2時を過ぎていたが)のうちに、重要な二ヶ所の見学を無事に終えたので、ランチをとった後はライトが設計した個人の邸宅を見ようとオークパークを歩き回った。

まずは、ライトにとってオークパークでのプレーリースタイル第一号、フランク・W・トーマス邸。完成は1901年。


そして、こちらも必見のトーマス・H・ゲイル夫人邸。オークパーク時代最後の作品。完成は1909年。現在は空き家なのだろうか。雑草がたくさんで、ちょっと近寄りがたい雰囲気。
(ペンシルベニアの落水荘もいつか必ず訪れたい…)

次はエドワード・R・ヒルズ・デケイロ邸。完成は1906年。こちらは普通に住まわれている方がいて、玄関を出入りされているところを見かけた。やはり家は人が住んでこそ、生き生きして見える。

そしてすぐお隣には、ネイサン・G・ムーア邸。1895年に建てられた住宅が、1922年の火事で2,3階部分を消失してしまい、ライトの設計で改築、1923年に完成した。
元々のスタイルがチューダー様式だったため、プレーリースタイルの要素は見受けられないが、屋根の勾配の長さを長くしたり(ライトの自宅みたい)、装飾的なブロックを使うなどでライトらしさを出している。

Chicago Ave.に戻って、ウォルター・H・ゲイル邸。完成は1893年。ライトが独立後、初めて手がけた邸宅。

シカゴ通りには、似たような雰囲気を持つロバート・P・パーカー邸と、
トーマス・H・ゲイル邸が並んで建っている。
どちらも1892年完成。窓ガラスにほどこされた幾何学模様の装飾はまさにライトの自宅で見たようなものと同じ雰囲気。

フォレスト通りに戻って、アーサー・B・ヒュートレイ邸。ライトが確立したプレーリースタイルの初期の代表的な家屋。1902年完成。

そしてそのすぐお隣には、ウィリアム・H&フランシス・コープランド邸。完成は1909年。

家でよく不動産売買やリフォーム、DIYのTV番組を見ている成果だろうか、ガイドブックの説明を読みながら見学していて、思いのほかすらすら理解できている自分に驚いた。

まだまだ見たいところはたくさん残っているし、ヘミングウェイ関連の博物館なども訪れたかったのだが、今日はここ最近で最も暑い日だったため、夫も私もぐったり。ここまでで散策を終えることにした。残りの日々でもし時間があったら、もう一度チャレンジしようということになった。

こんな短い時間の滞在ではあったけれど、オークパークがとってもラブリーですてきな場所だということはしっかり感じることができた。


----------
今日のランチではインドカレーをチョイス。もしかしてハーシュの家で食べた以来だったかも。こちらのお店はブッフェ形式で4種類ほどのカレーを食べることができ、大満足。


Khyber Pass(インド料理)
1031 Lake St.,Oak park
(1-708)445-9032
最寄り駅:グリーンラインHarlem
ホームページはこちら
地球の歩き方2016~17に掲載のお店。

0 件のコメント:

コメントを投稿