2018年4月8日日曜日

アメリカならでは?の面倒くさいこと



困ったことネタについて考えているうちに、日本にいたときには思いもしていなかった面倒くさいことも思い出されてきた。せっかくの機会なので、今日はそれについて書いておこうかなと。

まずは、日本と違ってプルトップ式の缶詰がほとんどないこと。トマトや豆の水煮缶、ツナ缶、とうもろこしの缶詰などなど…。いちいち缶切りを使わなくては開けることができないし、細かい事を言うと缶切りも洗わなくてはならない。

日本でだったら、多少手が濡れていたり調理の途中だったりしても、プルトップ式の缶詰ならなんの問題もなくササッと開けて、調理を続行することができるのだが、こちらではそうは行かない。

調理に取り掛かる前に、まず缶を洗って(意外とホコリ等でよごれが付いている)、缶切りで開けておかないと、作業を中断するハメになる。こちらに来たばかりの頃は、缶切りを使うこと自体かなり久しぶりだったので新鮮に感じていたけれど、段々と面倒くさく感じるようになっていった。日本にいたら、この一手間を省くことができるんだけどなぁ…

些細なことと思うかもしれないが、日本での便利さに慣れた生活をしていると、こんなことでも面倒くさく感じるようになってしまうのである。

ちょっと横道にそれるが、プルトップ式でないのはなぜだろう?私の予想では、国内に出荷するとしても、日本とは違って輸送距離が長いし、より長期の保存に耐えられるためではないかと思ったのだが、夫がなるほど!という意見を出してくれた。

それは、食べられてしまうのを避けるため。これには大笑いさせてもらったが、確かにそうかも!という部分もある。実際、スーパーの店内では食べかけられたお菓子や、一部を抜き取られた食品をよく見かけたし、果物なんかは店内で食べてそのまま退出してしまう人を何度も見ている。

開封しやすいパッケージにしてしまうと、そういった事態になりやすいので、食べられてしまうのを防ぐという夫の意見は、あながち間違いではないかもしれない。

やや話が脱線してしまったが、もう一つの面倒くさいことはコンセントプラグの形状が日本と違うことだ。

文章でうまく説明ができないので、こちらを見ていただきたい。最初に登場する写真を見てもらうとわかる通り、左右の端子の大きさが同じではないのである。ということは、当然コンセントの差込口の大きさも左右で違うので、毎回使用の際には目で見てきちんと確認してからでないとコンセントが正しく差し込めないのである。

これは毎日のことなので、缶詰の件よりもかなりの面倒くささ度合いであった。人は自分が自覚している以上に、一日に何度もコンセントを抜き差ししているもので、それを毎回確認しないとできないというのは、ストレスを感じるものである。

これも日本にいたときには思いもしなかったことであった。ある時、夫にこのことを話してみたら、夫も同じことを思っていたようで安心したことがあった。どうやら私の器が小さいというわけではなかったらしい。

ちなみに、夫は目視で確認することすら面倒なので、指先でちょちょいとコンセントの先を触って確認していると教えてくれた。おぉ、さすが我が夫。

郷に入っては郷に従え、とは言うけれど、すでに無意識の動作として体に染み込んだ習慣を異なる文化・習慣に合わせるというのはなかなか難しい。年齢のせいもあるでしょうが…。

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