2017年9月8日金曜日

Windy City Wine Festival



8月19日にこの夏最後のクラシックコンサートに行ってから、何となくもう夏のイベントがすべて終わってしまったかのような気になっていたのだが、調べてみると9月もまだまだたくさんのイベントが市内のあちこちで行われるようだ。

そしてその中でも気になったのが、今日と明日の夕方から、グラントパークのバッキンガム噴水周辺で行われる「ウィンディシティワインフェスティバル」。前売り券を買うと、当日券よりなんと10ドルも安く入場&テイスティングができるということで、あらかじめワインフェスティバルのWEBサイトから前売り券を購入して訪れてみた。ちなみに、ウィンディシティとはシカゴのニックネームである。



開場の時間である5時を少し過ぎたころに到着。今までに訪れたイベントのように目立つゲートが見えなかったため、一瞬あれ?と戸惑うも、噴水に近いところまで行ってみると人がたくさんいて、入場のための手荷物検査の列ができていた。

私たちもその列に並び、手荷物検査を受けパスポートを提示して年齢を確認された後、オレンジのリストバンドを巻いてもらって入場した。やはりアジア人は若く見られているようで、年齢確認係のおばさんは私たちの顔をぎょぎょっと二度見してきた。毎度のことだが、その驚く様子を見るのがおかしくて仕方がない。

入場すると試飲セットが置いてあり、各自受け取ってからブースを回っていくようになっている。試飲用のグラスとチケット(1人20杯分)、それに出店しているワイナリーが販売している商品の価格一覧と注文票が一緒になった冊子。気に入ったワインは購入して帰ることができる。グラスはプラスチック製ではあるが、親指のくぼみが付いていてさりげなく持ちやすい作りになっている。

最大で20種類まで試飲できるとは言え、60以上ものワイナリーが出店しているのでどこから行こうかと迷ってしまうが、ひとまず行列ができて賑わっているところから始めてみた。ワイナリーにもよるが、赤白合わせて5~6種類用意しているところがほとんど。その中からチケットと交換で、希望のワインを注いでもらうようになっている。年配の人は試飲しながら熱心に説明を聞いている人が多かった。こういう人はただこのイベントを楽しみに来た私たちとは違って、ちゃんと購入するつもりで訪れているのだろう。

味の方はというと、行列のできる理由に納得!というところもあれば、全然口に合わないというところもあって面白い。やはり一度にたくさん飲み比べることができると、味の違いがこんなにも鮮明に分かるのかと驚いた。これはワイナリー巡りでの試飲とは比べ物にならないくらいのものだった。

あと、味と価格は必ずしもイコールではないことも!テレビで誰かが言っているのを聞いたことがあるけど、高いワインというのは美味しいのではなく、味が個性的(時に個性的過ぎる)なところに価値があるけれど、誰もが好むわけではないもの、ということも今回よーく分かった。

6時を過ぎるとどんどん人が増えてきて、湖からの風も冷たく寒くなってきた。
市内にあるパン屋さんが宣伝にバジルペーストを載せたバゲットを配布していたので、おつまみにいただいて更に試飲を続ける(もちろんピザなど軽食の出店もありました)。
特設ステージでは生演奏も行われているのだが、まだみんなワインに夢中で音楽を楽しむお客さんはいないよう。

一応規定では試飲の量は1回1オンス≒30ミリリットルとなっているようなのだが、そこは大ざっぱなアメリカ人(今回はいい意味で・笑)。規定よりもたくさん注いでくれるので、10杯分も飲まないうちにいい気分になってしまった。

少し休憩をしようと先ほどの特設ステージ前に置かれたテーブルで座っていると、老夫婦に話しかけられてしばしおしゃべり。握手をした私の手が冷たいことに驚いて、まだまだワインが飲み足りていないんじゃないか~とおじいさんに笑われてしまった。

7時くらいになると噴水のライトアップも始まって、
もう少し日が沈むと、シカゴらしい高層ビルの夜景もきれいな時間帯に。
AONセンターの隣のビルには時々メッセージが出ているので(昨年Cubsが優勝した際にもワールドチャンピオンの文字が出ていました)通りがかると必ず見るようにしているのだけど、今日のは??なんでしょうね。地元の人はわかるのかしら。
最終的に2人で32杯のワインを楽しんで帰宅。
たいして量は飲んでいないはずなのに酔っぱらいました…。

それにしても、湖のそばのグラントパークと我が家の近所では、風の冷たさが全然違う!来年行かれる方はしっかり防寒対策していかれるのが良いかと。

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